2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL22419B02)
募集終了

国名
ドミニカ共和国
職種コード 職種
A241 コンピュータ技術
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

公衆衛生省

2)配属機関名(日本語)

国立がん研究所(ロサ・エミリア・サンチェス・ペレス・デ・タベラス)

3)任地( サントドミンゴ県サントドミンゴ特別区 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、がん・腫瘍の研究と治療に特化した第三次医療を行う国立病院で、約300名の医師と約350名の看護師を含む総職員数は約1,200名。2012年設立。病院名の由来は、当病院の前身である「ドミニカがん撲滅連盟」の設置に深く関わった女性の氏名にちなんでいる。外来は8時から16時、緊急外来は24時間体制で、年間予算は約1,800万米ドル。入院施設は150床で、外来患者は一日約700人が訪れる。保険の適用がない患者には、特別相談窓口を構え、その対応にあたっている。この他、配属先には教育・研究分野も整備されている。なお、2019年度第1回短期募集で本要請と同内容の募集(6か月)を提出している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

病院内のナレッジ管理・研究部門では、予防医学をはじめ、専門職向けの各種講習会、音楽セラピーの研究などを手がけているが、加えて院内の電子カルテ化が主な業務の一つとなっている。現在、患者のカルテは氏名ごとに整理されているものの、院内の300以上の端末から入力される医療情報・画像データ・検体データが一元的に管理がされていない。今般、その一本化とデジタル化の支援を目的として、要請が出された。前身の「ドミニカがん撲滅連盟」は、当国へJICA協力隊派遣を開始した約30年前頃に3名の看護師を受け入れた経験がある。その他の国際援助として、欧州基金の資金援助やベルギー・オランダ・カナダの大学などから、医学・薬学部門のインターンを受け入れている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.部署で登録中のカルテ整理に関し、作業の効率化・迅速化を目指し、デジタル化の支援をする。
2.同僚が腫瘍データを種類別に分類したデータを、データベースに登録する手伝いをする。
3.ICD-10を利用した腫瘍データの分類、及びその技術指導を可能な範囲で行う。
(※ICD-10:WHOが公表している疾病及び関連保健問題の国際統計分類)

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

データ登録は、マイクロソフトAccess、SQLを利用。コンピュータ、机、いす。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:部長は30代男性、カウンターパートは40代女性、その他、指導部門、統計、管理など20代から30代の男女。

活動対象者:配属先同僚と、場合によっては利用者と相談、調整をすることがある。

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づいた知識が必須

[参考情報]:

 ・データベース管理などの実務経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

私立病院での高額な医療を受けられない患者の受入れはもとより、国内では唯一のがん専門の病院で、来院者数は膨大。7年間にわたり蓄積された資料を、限られた人員でデジタル化しており、根気のいる作業となる。