【配属機関概要】

3）任地（ サカテペケス県アンティグア市 ） JICA事務所の所在地（ グアテマラシティー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は創設して15年になる。情操教育を通じて青少年の育成を目的とする団体で、選考を経て奨学生になった若者が通うアフタースクール。学生の個の成長を促し、自分自身、自分の家族、そして自分たちのコミュニティに恒久的な変化をもたらすことができる将来のリーダーを形成するための学校である。生徒の選考方法は、知識力よりも、ユニークな能力、目標達成のための動機、やる気と人間性を見て選考している。数学、討論、音楽、英語、演劇、社会活動等のカリキュ ラムがある。資金約30万ドル、寄付はカナダ、オランダ、ドイツ、ベルギー、米国からで、国内外の募金活動も行っている。
HP :www.casasito.org

【要請概要】

1）要請理由・背景

Casa Sitoは教育が個人、家族、そして地域社会の発展に最も強力な手段であると考え、財政的支援、心理的社会的支援、 ワークショップ、課外活動およびボランティア活動を含む包括的なプログラムを実施している。学生の両親の殆どが共働き で、 教育を受けておらず識字に問題のある両親を持つ学生もいる。また、学生だけでなく、スタッ フやその他ボランティアのためにも、個人的および専門的能力開発に焦点を当てている団体である。国内外のボラ ンティアと協力して活動している。同配属先は、他の配属先で活動している青年海外協力隊と一緒に活動をした経験があり、 隊員の新しいアイデア、知識と行動力による素晴らしい影響を目の当たりにしてきた。Casa Sitoの活動は、JICA海外協力隊を要請するに適していると考え、本要請があがった。なお同時に長期隊員の要請も上がっており、その土台作りの活動となる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 週3～5日情操教育(芸術、音楽、スポーツ、演劇等)を通して学生を指導する。
2. Casa Sitoの調整役やスタッフと一緒に、生徒の想像性を高め、視野を広げるような活動を企画。
現在実施されている企画には、美術、音楽、ダンス、演劇、ディベートがある。
3. Casa Sitoの教育プログラムの担当者と一緒に活動し助言や改善案を提案する。
4. 配属先の広報活動、生徒の視野を広げるイベントの企画、募金活動の支援。募金活動は、配属先のプロジェクトの一つ
である2018年6月のフエゴ火山大噴火で被災に合い、家や学校を失った人たちのために、再建設を支援するための活動
である

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピューター、プロジェクター、テレビなど、オフィスで利用可能なすべての機器にアクセスできる。

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:7名(女性 22～53歳)その内、学士号修士号5人、現地大学生ボランティア
1人、清掃員)

指導対象者 : 中高校生(約40名,13～18歳)までの奨学生。ほぼ一般家庭の出で、何人か
は家庭内暴力、又は家族や社会の問題に苦しんでいる。

【資格条件等】

[参考情報]：

　・中高での指導経験、塾講師経験者

【地域概況】

【特記事項】

住居はホームステイ。当国隊員の活動の様子は以下を参照。
https://www.jica.go.jp/guatemala/office/activities/kyoryoku/index.html