【配属機関概要】

3）任地（ セントアン教区セントアンズベイ ） JICA事務所の所在地（ キングストン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ バス で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同協会は、政府に先がけ1956年から知的障害者教育を始めた。その後、教育省は同協会と連携する形で1974年から特別支援教育を開始した。障害者が社会参加できることを目的に学校教育を施し、卒業後の社会参加促進のための事業も実施している。同協会へこれまで30名以上のボランティアが派遣された。年予算約8千万円。他地域にある同協会傘下の2校で手工芸のボランティアが作業所の運営にあたっており、体育ボランティアも含めたグループ型派遣を形成している。配属先は協会傘下の特別支援学校で1976年に創立した。分校を合わせて約140名の生徒がいる。過去に養護、体育などのボランティアが延べ6名派遣された。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先の学校で担任教師が教えているアートandクラフトの授業支援や、卒業生をはじめとした地域の知的障害者を対象に手工芸の訓練を行える人材が必要とされている。また、キングストン本校でボランティアが支援して始めた「Chupse」ブランドのアクセサリー(イヤリング、ネックレス、ブレスレットなど)の製作を配属先で指導することも求められている。アクセサリーの製作販売を通して、学校卒業後、職に就けずに十分な社会的生活を送れない知的障害者の社会参加を促し生活の質向上の一助とすることは重要な仕事であり、配属先ではキングストン校、サバンナラマール校、マンデビル校と同様な作業所の開設を計画している。協会は雇用中心の社会参加以外にもレクリエーションを通じた社会参加も推進しようとしているため、展示即売会などの催しを企画することも期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.授業で生徒に手工芸技術を教えながら教員への指導も行う。
2.卒業生や地域の知的障害者とコミュニティの支援を得ながら手工芸品製作グループを作る。
3.手工芸品製作グループへ指導を行いアクセサリーなどを製作する。
4.販売促進のためのマーケッティングや各種イベントでの販売を支援する。
5.新しいデザインの製品を試作しながら商品開発を行う。
6.配属先本部に派遣される経営管理SVと協働して、作業所の開設と持続性確立を目指す。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

手工芸教授に必要な道具と材料

4）配属先同僚及び活動対象者

上司: 校長
同僚: 職業訓練プログラム コーディネーター
活動対象者: 学生、教師

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】