【配属機関概要】

3）任地（ カラソ県ヒノテぺ市 ） JICA事務所の所在地（ マナグア ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ルイス・レオン・エスピノッサ小学校は1970年に設立された公立学校で、現在は午前と午後の二部制をとっており、就学前教育から初等教育の児童583名及び教員22名が在籍している。同校は地域拠点校として周辺の4校を管轄しており、周辺校と合同で、月に1度の教員研修も実施している。通常の勤務時間は平日7:00～12:00(午前の部)及び13:00～17:00(午後の部)。2017年3月まで初代シニア海外ボランティア(平成26年度4次隊 小学校教育)が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国では板書を使った暗記中心の授業が多く、特に算数では学年が上がるにつれて学習内容の定着度が低下する傾向がみられる。その原因の一つが教員の指導力不足と考えられ、全国的に教員の指導力向上が求められている。これまで当国に派遣されてきた算数ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱは、主にJICAの技術協力ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ「初等教育算数指導力向上ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ(2015年9月まで)」が作成した教科書・指導書を使用しながら、「授業研究」や「問題解決型授業」の導入等の活動を行ってきた。政府もそれらの導入を推進していることから、今後はその成果をさらに波及させることを目的に教員への助言求める本要請がなされた。JICAﾎﾞﾗﾝﾃｨｱには教育事務所や教員養成校等と連携し、同校をパイロット校とすべく、授業内容の改善や「授業研究」「問題解決型授業」の導入等の活動が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

カウンターパート(C/P)とともに以下の活動を行う。
1. 「授業研究」「問題解決型授業」等をテーマとした周辺校との教員研修や校内研修実施への支援
2. 「授業研究」「問題解決型授業」を導入した授業実施への支援
3. 授業観察による教員の指導方法に関する助言及び児童に対する個別指導(特に4,5,6学年)
4. 週に1度、周辺校に対する巡回指導の実施(単独での巡回の場合もある)
5. JICA教科書・指導書を使用した授業づくりや教材・教具作成、その他教員の要望に沿った支援

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

JICA作成の算数教科書及び指導書、事務机、椅子、事務用品(模造紙、マーカー等)等

4）配属先同僚及び活動対象者

・校長(50代女性、経験33年)
・C/P:教員(30代男性、経験15年)※2016年度は4学年担任
・C/P:教員(20代女性、経験4年)※2016年度は6学年担任
・小学校教員数22名
・児童数583名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

複数の教員との活動や、他の算数ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱとの連携も想定されるため、自主性・協調性が求められる。