【配属機関概要】

3）任地（ チョンタレス県フイガルパ市 ） JICA事務所の所在地（ マナグア市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ニカラグア国には、各地域の教員を養成する高等教育機関として8校の国立教員養成校がある。配属先となるフイガルパ教員養成校は1979年に設立され、ボアコ県、チョンタレス県、リオ・サンファアン県、セラヤ・セントラル地区(ヌエバ・ギネア市を含む4市)を管轄している。教員養成校の1・2年次には一般教養を学び、3年次には指導法の習得及び、現場での教育実習を行う。学生数は約980名(1年生が380名、2年生が600名)。2010年にはJICA技術協力プロジェクトで専門家も派遣していた。過去にJV受入れ経験あり(-2009年1月)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

JICA技術協力プロジェクト「教員養成校算数指導教材プロジェクト(-2015年)フェーズⅡ」で、プロジェクトが開発した教科書・教員用指導書の全国配布、教員養成校数学科教員に対する研修が行われた。一方、全国配布が予定されていた教科書や指導書が十分に行き渡らなかったことや、養成校の教員の経験不足、入学する学生の基礎学力不足といったことが重なり、問題解決型学習の定着が図れていないのが同校の現状である。そこでボランティアには学生に対して直接指導を行い、算数の基礎学力強化を図ると共に、実習校を巡回し教育実習生に対しての指導助言、研修会の実施や、教員間での意見交換の場としての授業研究を取り入れることが期待されている。更に問題解決型学習の定着を図るため、模擬授業を実施し、学生の算数指導力向上、算数教育のレベルの底上げを目指した支援が求められる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.教員養成校で行われている授業を観察し、現状を把握し、学生に対して直接指導を行う
2.授業計画策定のための支援
3.教育実習中の学生に対する指導・助言
4.算数教材や問題集などの作成支援
5.毎月末に周辺校で行われる校内研修(TEPCE)に参加し、必要な支援・助言
6.可能であれば教員の業務改善に資する助言を行う(ボランティアの経験や資質に応じる)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、事務用品、JICA作成の算数教科書及び指導書

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先長:男性・40代
同僚教員2名:経験30年・男性・50代、経験9年・女性・30代
他教職員9名
同校学生:1年生380名、2年生600名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

数学に自信のある人物、算数指導に自信のある人物が望ましい。ネット環境は不安定。