要請番号(JL24817B12)
募集終了
2代目
・2018/1 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
教育省マタガルパ市教育事務所
3)任地( マタガルパ県マタガルパ市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
マタガルパ市教育事務所は、教育省の地方出先機関として主に初等・中等教育、複式教育、幼児教育、識字教育等を管轄している。管理部、指導部、経営部の3部門に40名の職員が勤務。そのうちの12名は教育指導主事で、学校経営や指導法に関するアドバイス、教員研修等を実施している。所管するマタガルパ市内には約600名の小学校教員が勤務しており、小学生は約13,000名。現在、初代青年海外協力隊(JV)が活動中(2018年3月まで)。同市内の地域拠点校において、小学校教育JV(2019年1月まで)が活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の算数指導は、板書を中心とした一方的な解説に偏った授業方法が主体で、暗記中心の授業が多く、学年が上がるにつれて学習内容の理解度が低下する傾向にある。また算数の学力向上のため、政府は「授業研究」や「問題解決型学習」を推進しているものの、教員の指導力、経験不足が要因で定着が図れていない。そこで初代JVは地域拠点校にて実施される月末の教員研修会「TEPCE(テプセ)」への支援、公開授業の開催、勉強会や算数リーダー育成など、教員の指導力向上を目指した活動を展開している。本ボランティアには、前任JVの活動を継続し、教員研修の改善や授業研究の普及、児童生徒に興味を持たせるわかりやすい指導方法の定着等が求められている。配属先となる教育事務所の他、地域拠点校、教員養成校(2017春募集で要請)にJVを派遣することで、3方面からの支援を実施し、同県内の算数指導力の向上を目指している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
市の教育指導主事とともに、以下の活動を行う。
1.学校巡回を行い、教員に対して指導方法に関する助言
2.教員に対して算数に関する定期勉強会を実施し、算数リーダーの育成
3.地域拠点校を中心とした模擬授業の実施及び、授業研究の実施・定着に関する助言
4.月1回の教員研修会(TEPCE)の内容改善への助言
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務用品(模造紙、マーカー等)、事務机、椅子、JICA作成の算数教科書及び指導書
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長:事務所長、男性、30代、教員経験10年
配属先同僚:教育指導主事、女性、40代、教員経験30年
活動対象者:県内の小学校教員約600名、児童数約13,000名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:教員に対して指導、助言をするため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
グループ型派遣の一員であり、他の小学校教育ボランティアとの連携・協働が期待されている。当国の小学校の約8割が複式学級であることから、複式学級経験があるとなお良い。