要請番号(JL24817B13)
募集終了
・2018/1 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
教育省レオン県教育事務所
3)任地( レオン県レオン市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はニカラグアの北西部、太平洋岸に面した人口約14万人のレオン県の県都である。レオン県教育事務所では、初等・中等教育、複式教育、幼児教育を管轄しており、現在54名の職員が勤務している。うち11名は教育指導主事であり、学校経営や指導法に関するアドバイス、教員研修等を行っている。勤務時間は平日8:00-12:00及び13:00-17:00。また県内には580の学校が存在し、そのうち小学校は10市で501校(うち公立447校、私立21校、半官半民33校)、約1,500名の小学校教員が勤務している。2018年1月にレオン市内の地域拠点校に小学校教育の青年海外協力隊(JV)が着任予定。JICA帰国研修員が勤務。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の算数指導は、板書を中心とした一方的な解説に偏った授業方法が主体で、暗記中心の授業が多く、学年が上がるにつれて学習内容の理解度が低下する傾向にある。また算数の学力向上のため、政府は「授業研究」や「問題解決型学習」を推進しているものの、教員の指導力、経験不足が要因で定着が図れていない。レオン市内の地域拠点校で活動したJV(2015年1月まで)は、主に2校で授業研究の実施、日々の宿題の導入、教員研修会「TEPCE(テプセ)」の支援等を行った。その結果、同JVの配属校では授業研究を実施できるまでになり、その成果を他校にまで波及させることを目的に本要請があげられた。JVには教員の算数指導力向上を目指し、地域拠点校の教員研修の改善や、授業研究の普及等の活動が求められている。市内の地域拠点校へも小学校教育JV(2017年度3次隊)が着任予定であり、連携した活動が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
県及び市の教育指導主事とともに、以下の活動を行う。
1.学校巡回を行い、教員に対して指導方法に関する助言
2.教員に対して算数に関する定期勉強会を実施し、算数リーダーを育成
3.地域拠点校を中心とした模擬授業の実施及び、授業研究の実施・定着に関する助言
4.月に1回実施される教員研修会(TEPCE)の内容改善への助言
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
JICA作成の算数教科書及び指導書、事務用品、PC等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長:事務所長、女性、50代、教員経験30年、
配属先同僚:指導主事2名、男性1名、女性1名、30-50代、経験6-9年
活動対象者:県内の小学校教員約1,500名(女性1,300名、男性200名)
児童数約31,000名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(教諭免許(校種・教科不問))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:教員に対して指導、助言が必要な為
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
グループ型派遣の一員であり、他の小学校教育ボランティアとの連携・協働が期待されている。