要請番号(JL24819B12)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ミゲル・ラレイナガ小学校
3)任地( マタガルパ県マタガルパ市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ミゲル・ラレイナガ小学校は1967年に設立された公立校で、午前と午後の二部制をとっており、約1,600人の児童生徒が通い、50名の教員が勤務している大規模校である。平日の午前中は、就学前教育から小学6年生までの幼児・児童、午後は中学生が通い、土曜日には青少年や大人を対象とした授業を開講している。隊員が活動を行う小学部は、児童数約320名、教員数10名である。初代隊員が2018年4月まで約1年3か月間活動していた。本募集期にて、同市内の教員養成校と市教育事務所でもJICA海外協力隊が要請され、同市内の教員の指導力向上のため、連携した活動が期待されている。現在の学校長はJICA帰国研修員。
【要請概要】
1)要請理由・背景
JICA技術協力プロジェクトにより、算数の教科書及び指導書の作成、授業研究や問題解決型授業が導入され、政府もその普及を推進してきた。教育省は学校区ごとに教員研修会「EPI(エピ)」を毎月一回、月末に実施することを義務付け、教員の指導力向上を図ってきた。しかし、教員自身が画一的な知識伝達型の授業しか受けた経験がなく、算数指導に対して苦手意識を持っており、指導方法の工夫や改善等に困難を抱えていた。前任者は校長や同僚教員と協働し、校内研修会や、児童への直接指導(算数特進クラス)、学習環境の改善(教室掲示の工夫、45分授業の導入)など、様々な取り組みを行ってきたが、教科担任制や英語科の導入、カリキュラムの変更といった教育制度の改定があり、その成果が根付くには至らなかった。配属先は前任者の活動を継承しつつ、校内研修の定着による教員の算数指導力向上のための活動を期待している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
児童の算数学力向上、教員の指導力向上のため、以下の活動を行う。
1.同僚教員が実施する授業(主に5-6年生)にて、ティームティーチングのT2として、個別指導を実施する。
2.同僚に対して、技プロ作成の教科書及び指導書を活用した算数科教授法を紹介する。
3.「授業研究」「問題解決型授業」の定着を図ることを目的とした校内研修会を実施する。
4.任国で入手可能な材料を使って、算数教具の作成、紹介を行う。
5.月に1度実施される教員研修(EPI)へ参加し、必要に応じて助言を行う。
6.同任地の小学校教育隊員(教育事務所、教員養成校)と連携し、市全体の算数指導力向上のための活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
JICA作成の算数教科書及び指導書、事務用品、PC等
4)配属先同僚及び活動対象者
学校長:教員18年、男性、30代、JICA帰国研修員。
同僚2名:教員16-17年、男性1名、女性1名、30-40代、5-6年生担任。
活動対象者:小学校教員10名、児童数320名。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員に対して指導、助言をするため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
グループ型派遣の一員であり、他の小学校教育ボランティアとの連携・協働が期待されている。住居はホームステイを予定。