【配属機関概要】

3）任地（ カラソ県ヒノテぺ市 ） JICA事務所の所在地（ マナグア市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同国には8校の教員養成校があり、配属先はその一校である。同校は1979年に設立され、カラソ県、マサヤ県他2県からの学生672名が在籍し、教員21名が勤務している。同校では3年の養成コースを開講する他、教員免許制度がなかった時代から勤務する現職教員のため、免許取得のための週末講座を開講している。JICAは初等教育算数指導力向上のため、技術協力プロジェクトを実施し、指導書の作成や指導法向上のため、教員養成校の教官に対する指導を行ってきた。2018年4月まで約半年シニア海外協力隊が活動していた。同市内地域拠点校と市教育事務所でも要請され、同市内の教員の指導力向上のため、連携した活動が期待されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

JICA技術協力プロジェクトにより、算数の教科書及び指導書の作成、授業研究や問題解決型授業が導入され、本校の算数教官に対して、指導書の活用方法、問題解決型授業や、授業研究についての指導が行われた。その後、初等教育における教育改革(ITや英語科の導入、カリキュラムの改訂)が行われたことで、経過観察及び支援が必要となり、本要請に至った。前任者は学生の算数の基礎学力の低さに着目し、計算力や演習量、読解力、理解力や分析力をあげることに特化した活動を行ってきた。また、手作りの算数教具を多数紹介し、学生自身が算数に興味を持つような工夫や、授業の改善方法を紹介してきた。後任者には、前任の活動を引き継ぎ、学生の基礎学力(計算力・理解力)の向上、算数の内容の正しい理解、指導力の体得と共に、指導方法の多様性の習得、学習環境や規律を身につけさせるための活動が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

教員養成校の教官及び学生に対して以下の活動を行う。
1.授業観察による教官の指導方法に関する助言を行う。
2.教員養成校の年間カリキュラム作り、授業計画における助言を行う。
3.学生の計算力、読解力、理解力、分析力を高めるための活動を行う。
4.教官及び学生に対して、適切な教材・教具の使用に関する助言を行う。
5.教育実習生への指導を行う。
6.同任地の小学校教育隊員(地域拠点校、教育事務所)と連携し、市全体の算数指導力向上のための活動を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

JICA作成の算数教科書及び指導書、事務机、椅子、事務用品(模造紙、マーカー等)、PC(Lenovo 2013、Windows 8)等

4）配属先同僚及び活動対象者

校長:教員30年、女性、50代(帰国研修員)。
同僚2名:算数専科・2-25年、男性、女性、20-50代。
その他教職員:51名。
活動対象者:学生672名(16-22歳)。

【資格条件等】

[参考情報]：

　・授業研究の実施経験又は、教員への指導経験

【地域概況】

【特記事項】

グループ型派遣の一員であり、他の小学校教育ボランティアとの連携・協働が期待されている。住居はホームステイを予定。