要請番号(JL24820A19)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
内務省
2)配属機関名(日本語)
国境なき消防団(BUSF)ニカラグア支部
NGO
3)任地( グラナダ県グラナダ市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国境なき消防団(BUSF)は、火災や自然災害等の緊急時への対応を目的として、1996年にスペインで発足し、ニカラグア支部は1998年に設立された。同支部には、2008年に訓練施設や宿泊棟(最大50名収容可)が建設され、国内に3校ある消防学校の1校としての機能も果たしている。年間予算は約5万米ドル。年に2回、消防ボランティアの募集を行っており、現在は20名が登録されている。その他、ペルー、グアテマラ、ドミニカ共和国にも支部があり、ニカラグアを含めた4支部がスペイン本部と連携し、中南米における大規模災害に対して、予防と対策の観点で活動を展開している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、消防学校の設立以降、赤十字、学校、民間企業等のスタッフ約1,700名に対して、消火訓練や救急救命措置等の研修を実施してきた。また、登録されている消防ボランティアに対して、定期的に消火や救急救命措置、被災者探索、各種レスキュー法(交通事故、水難事故、自然災害等)に関する訓練を実施しており、年に1度はスペイン本部からも講師が来て、これらの指導にあたっている。しかし、さらなる知識と能力の向上には、継続的な支援が必要であるとして、本要請に至った。JICA海外協力隊には、配属先関係者の他、関係機関(学校、市役所、他の消防団体等)と連携した活動が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者とともに以下の活動を行う。
1.消防ボランティアの訓練(特にロープレスキューの強化)に関する補助・助言
2.周辺の市町村や学校、民間企業等における避難訓練の実施、及び災害予防・対策に関する講習会の実施
3.グラナダ市のリスクマップ作成に関する支援
4.消防学校の講義及び実技内容の改善と充実化
5.森林火災と農業火災の予防と対策に関する研修の実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務机、椅子、事務用品一般、教室、訓練施設(火災訓練室、震災訓練場、ロープレスキュー訓練棟等)、宿泊棟(最大50名収容可)、消防車等
4)配属先同僚及び活動対象者
署長:男性、経験34年、40代
消防ボランティア長:男性、経験8年、30代
消防ボランティア:女性、経験4年、20代
その他、消防ボランティア19名(内3割が女性)
グラナダ市、関係する消防団体、国内の消防学校2校、周辺の学校の教職員及び生徒、周辺市町村の住民等
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(救急救命士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務遂行上必須
[参考情報]:
・消防隊員としての実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
市や学校、他の消防関係団体との活動が想定されるため、積極性と協調性のある人材が望まれる。消防ボランティアは本業の傍ら活動しているため、一部、マンパワーでの活動もありうる。住居はホームステイを予定。