【配属機関概要】

3）任地（ 西パナマ県カピラ ） JICA事務所の所在地（ パナマ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

パナマではすべての公立学校を教育省が所轄しており、各県に地域事務所をもって教育行政を司っている。配属先であるフェデリコ・ボイド小学校は、1940年創立、児童数900名、教員数30名の、幼稚部を併設する小学校である。年間予算は23000ドル(教員給与を除く)。JICAでは、学校教育の改善のため、パナマ国内のいくつかの学校に、算数・数学教育、理科教育、環境教育のボランティアを派遣中である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

パナマの算数レベルは低く、OECD(経済協力開発機構)生徒の学習到達調査(2009)で65か国中64位、数学オリンピック(2015)で104カ国中99位になるなど、教育省にとって算数能力向上は重要な課題となっている。その後、しばらくOECD調査に参加していなかったが、2018年度にふたたび参加することを決定しており、教育への取り組み強化が求められている。児童の多くは算数に苦手意識を持っており、興味・関心を引き出す授業内容、指導法が必要となっている。このようなことから、日本の教育方法をいくつかのパイロット校で実践・普及していくため、そのひとつとしてこの配属先へのボランティアの要請が出された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下のような活動を中心に、教員及び児童を対象とした活動を行う。

1. カウンターパートとともに算数の授業を行い、授業手法等についての助言・支援を行う。
2. 教員対象の研修会やセミナーを企画・実施する。
3. 授業観察、研修会のモニタリングを行い、授業の質の向上を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、机など

4）配属先同僚及び活動対象者

上司である校長は、50歳、20年経験の大卒。
カウンターパートは、午前と午後それぞれとなる予定で、30代半ばで10年経験の大卒男性と、40代半ばで20年経験の大卒女性。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】