要請番号(JL31216B04)
募集終了
2代目
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国際協力庁
2)配属機関名(日本語)
サングレゴリオ・デ・ニケン診療所(CESFAM)
3)任地( サングレゴリオ・デ・ニケン ) JICA事務所の所在地( サンティアゴ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サングレゴリオ・デ・ニケン診療所(CESFAM)は、内科、小児科、心療内科、産婦人科、歯科、リハビリテーション科、及び救急外来などを有し、ニケン地域の住民に対して総合的な医療サービスを提供している。また、周辺地域には5つの保健所(Posta)があり、医師などがチームを組んで定期的に訪問し診察を行っている。同診療所の年間予算は約2.2億円。ニケン地域の人口は約1万人。リハビリテーション科の延べ来院患者数は年間約2400人。2015年3月から2017年3月まで作業療法士JVが活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
チリの地方部では高齢化が進んでおり、同地域では65歳以上の人口比率が2002年の11%から2012年には15%へと進んだ(チリ平均は10%)。チリでは国や州が中心となってリハビリテーションサービスの充実と社会参加促進を図っており、同診療所が地域の中心施設である。チリでは作業療法と理学療法の違いが職員や市民に理解されておらず、理学療法が主なリハビリテーションとなっている。そこで、2015年3月から作業療法士JVを派遣し、患者や家族、および同僚などへ作業療法を指導しながら普及を図っている。併せて、糖尿病等の生活習慣病の予防のための活動も実施している。
これまで現地作業療法士の雇用努力を続けているが実現には至っておらず、同地域での作業療法の定着と総合的なリハビリテーション環境の構築のため、引き続きJICAボランティアに対する支援要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の上司や同僚と協議しながら主に以下の活動を行う。
1.診療所や近隣の高齢者施設において同僚とともに作業療法を実施する。
2.訪問診療チームに同行し、患者や家族に対して家庭での作業療法を指導する。
3.患者の生活指導や社会参画支援プログラムを支援しながら改善点などを助言する。
4.日本の作業療法やリハビリテーションに関する知識や経験を紹介し、配属先に活かせる提案やその定着を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
リハビリテーション施設(上肢運動器具、階段昇降・平行棒等の運動療法器具など)、一般事務機器(プリンター、コンピュータ、インターネット環境)
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚: 理学療法士(カウンターパート、男性、30歳代、経験4年)
活動対象者: 高齢者を中心とした来院患者や訪問診療患者(変形性関節症等の一般的な整形外科疾患、脳血管疾患、認知症、糖尿病、生活習慣病者)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務遂行上必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は住民宅でのホームステイを予定する。