【配属機関概要】

3）任地（ クレプト市 ） JICA事務所の所在地（ サンチアゴ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

チリ第7州に位置するクレプト市役所に属する健康課は、市内に加え8つの地域健康ポストと3つの無人医療拠点を管轄しており、地域住民の健康維持や予防プログラム、障害のある患者のリハビリ、高齢者向けの身体機能維持を目的とした行政サービスを実施している。 特に、市内の医療リハビリ施設に通えない、高齢者や患者等がいる地域の住民へのサービス向上に力をいれており、その施策として健康ポスト・診療所を巡回指導し、健康指導や理学療法の提案を行うサービスを行っている。 2015年には日本大使館草の根事業にて救急車両1台が供与されている。 市役所の年間予算は約2億円(2016年)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

クレプト市では、地域住民全体に、健康増進や身体機能維持のための行政サービスを浸透させることを目的としているが、市外にも広く管轄地域を抱えており、統一したレベルのサービスを提供するのが難しいのが現状である。 そのため、各管轄地域での症例数や治療歴等を把握・分析・整理して、その管理方法を提案し、地域サービス向上の基礎を作ることが必要であることから、理学療法に精通し、健康管理維持の経験と知識を持った人材が必要として、今回JICAボランティアを要請するに至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚の健康課コーディネーターと共に、以下の活動を行う。
1. 地域健康ポスト等を単独で巡回して治療にあたると共に、各地区の症例やその原因を分析し、新たな患者の発生予防のための生活習慣 の改善を提案する。
2. 市内住民を対象に、健康維持や病気予防指導を目的とした住民向けの講習会を開催する。
3. 各地健康ポストや診療所に、患者や治療歴や通院歴の把握のための管理方法を提案し、データ 管理整理の基礎を構築する。
4. 将来リハビリセンターのサポーターとなるような、一般市民のボランティア育成のプログラムを策定する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

保健課総務部の事務用品一式(コンピューター、プリンター、インターネット、コピー等)、リハビリ療法道具等

4）配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート:市役所保健課コーディネーター
対象者: 高齢者、リハビリ指導、健康指導を要する地域住民

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】