2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31516B03)
募集終了

国名
コロンビア
職種コード 職種
C402 養殖
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国立職業訓練庁

2)配属機関名(日本語)

国立職業訓練庁マグダレナ地域局

3)任地( マグダレナ県サンタ・マルタ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

様々な分野の技術者育成を目的に設立された独立性を持つ公的機関。1957年にILO(国際労働機関)、コロンビア労働組合、カトリック教会が主体となり設立された。全国32県とボゴタ首都圏に地域局を持ち、その傘下116のセンターで長期・短期の職業訓練コースを運営している。年間約70万人の技術資格者を育成し、短期コース受講者は300万人に及ぶ。ボランティアは、マグダレナ地域局が運営する2つのセンターの一つの水産・農産センターに配属する。同コースの教官5名のうち2名はJICA帰国研修員である。同コースの訓練生は約50名。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先では淡水養殖技術の向上を目指しており、繁殖・肥育技術はそれ相応の向上を果たしているが、今後の課題を餌料生物培養技術の向上としている。現在の仔魚の生存率は30%程度と低くなっているが、この原因は養殖池に存在している餌料生物が個体数に比べて少ないことにある。したがって、生存率の向上と、大量の仔魚育成のためには餌料生物培養技術の向上が不可欠である。しかしながら、配属先には餌料生物培養を専門に学んできた教官がいないことから、JICAボランティアに協力が求められた。なお、現在配属先が取り扱っている魚種は、ティラピア、鯉、中国鯉(通称:bocachico 、学術名:Prochilodus magdalenae) ,コロソマ(通称:Cachama、学術名:Colossoma macropomum)及びナマズ(通称:Bagre、学術名:Siluriformes)の5種類だが、活動対象は後者の3魚種。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

対象3魚種の仔魚への飼料生物培養に関する以下のような活動を行う。
1. 養殖池や近隣河川等から採取する動物プランクトンから、仔魚の餌料として適切な種類を選定し、その培養技術確立を支援する。
2. 上記1.の動物プランクトン培養に必要な植物プランクトンを養殖池や近隣河川等から採取し、その培養技術確立を支援する。
3. その他、淡水養殖の各種訓練課程で改善できることに協力する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

餌料培養に必要な電子顕微鏡、恒温期、遠心分離機、冷蔵庫、培養水槽、培養室等、一通りの機材、施設は整っている。

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚は養殖コースの30歳代から50歳代の指導教官5名(男性4名、女性1名)で、指導経験は8年~29年と幅広い。このうち、最年長の50歳代男性2名が2009年にJICAの本邦研修を受講している。

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)理系 備考:教官と同等の学歴が必要

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

現地語学訓練は、首都ボゴタ(標高2,600m)にて約1カ月間実施を予定。