【配属機関概要】

3）任地（ ボゴタ市 ） JICA事務所の所在地（ ボゴタ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

主に経済的に恵まれない家庭の子弟を対象とし、様々な分野の技術者育成を目的に設立された独立性を持つ機関。1957年にILO(国際労働機関)、コロンビア労働組合、カトリック教会が主体となり設立され、日本の国立高等専門学校に類似した教育機関。全国32県とボゴタ首都区に地域局を持ち、117のセンターで長期・短期の職業訓練コースを無償で提供している。年間約70万人の技術資格者を育成し、短期のコース受講者は300万人以上に及ぶ。ボランティアの配属先は、首都区地域局が統括する15のセンターの内、ボゴタ市南部に位置する繊維・皮革センターとなる。年間予算は約2億8千万円

【要請概要】

1）要請理由・背景

服飾コースでは、これまで婦人服や一般的なカジュアル服のデザインや縫製の訓練を中心に実施しており、紳士服(背広、スーツ)に関しては訓練対象とはしてこなかった。紳士服の市場としては、紳士服チェーン店の既成服が多くのシェアを占めてきてはいるが、仕立て屋での注文服の需要は継続して高いものがある。しかしながら、国内には紳士服仕立て技術を指導する公的機関がなく、数少ない民間の紳士服仕立て学校がこの産業を支えているのが現状である。このような状況において、仕立て屋からは公的機関である配属先での仕立て技術訓練の要望が多く出されており、配属先としても、国内産業の発展に貢献する使命に鑑み、紳士服仕立て技術の訓練を実施できるような体制づくりが急務と認識するに至った。ところが配属先には紳士服仕立てのノウハウを持った教官が存在せず、JICAボランティアに支援が求められた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.服飾コースの教官に対し、紳士服仕立ての座学および実習を指導し、紳士服仕立ての基礎習得を支援する。
2.同僚教官と共に、紳士服仕立ての訓練コース創設(半年および1年半コース)に向けて、授業内容の検討(カリキュラム)と教本作成を行う。
3.この他、服飾コースで実施している訓練活動の向上に資するアドバイスを行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般的工業用ミシン、裁断機、マネキン等、婦人服等制作に必要な資機材はすべて整っている。

4）配属先同僚及び活動対象者

40歳代女性教官。

【資格条件等】

[参考情報]：

　・紳士服仕立て技術と服飾縫製の知識

【地域概況】

【特記事項】

任地の首都ボゴタは標高2,600mです。