要請番号(JL31518B02)
募集終了
・2019/1 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働省
2)配属機関名(日本語)
国立職業訓練庁キンディオ地域局
3)任地( キンディオ県アルメニア市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立職業訓練庁は、労働者、雇用者、政府の三者が協力して、当国の老若男女に広く無料で研修受講機会を提供し、各職業分野における熟練工育成と国の産業振興に資すること、国内の製品レベルの向上による国際競争力強化、及び雇用率向上と貧困削減によるよりよい社会の実現等を目的として1957年に設立された国立の職業訓練機関である。全国32県とボゴタ首都圏の計33の地域局を持ち、各地域局傘下の117センターにおいて、長期・短期の様々な職業訓練コースを実施し、年間約300万人が参加する。各地域局は各地域の産業特性に合ったコースを設置。長期コース修了者には労働省認可の修了証が発行される。年間予算約11億米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
活動先であるキンディオ地域局の3つのセンターのうち、建築・産業技術開発センターに配属する。キンディオ県は、その良質なコーヒー栽培と美しい景観を売りに、観光に力を入れてきた。同県を含む4県に広がるコーヒー畑の景観がコロンビア文化省の推薦により「コロンビアコーヒー産地の文化的景観保存地区」としてUNESCOに登録されたこと(2011年6月)を機に、この伝統的景観保持と観光業振興への注力を期待している。このUNESCO登録ステイタス維持には、承認された景観・環境レベルの維持が必須で、定期的に実施される査察に合格しなければ、そのステイタスは剥奪されてしまう。配属先センターはこのステイタス維持に必要な伝統的建築様式を含む景観保存のための計画立案・企画・実施を任されているが、個々の技術者の仕事を総合的に把握し、全体計画に反映できる経験を持った人材が欠如していることが課題であり、今回の要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者と協力しながら、以下の活動を行う。
1.対象地域の気候・風土・植生・生物多様性・景観など様々な要素を加味した景観保存計画作成支援を行う。
2.伝統的な建物の修理に関し、その建築様式、使用材料、色などについて調査し、助言を行う。
3.対象地区は急斜面であり、地震もあるため、伝統的建築様式と耐震・耐地すべり構造を組み合わせた建物補修方法などについて助言する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Adobe Suite 2018, Autodesk Suite 2017, Office Suite, 3DS Max, AutoCAD, Microsoft Project, Revit 他
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先センター長:女性、40歳代
カウンターパート(主):女性、30歳代、建築(文化財保存・修理専門)、経験16年
カウンターパート(副):男性4名、20~50歳代、建築専門
他センター同僚:約184名
同学生:2723名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)建築学 備考:活動上必要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:活動上必要
[参考情報]:
・文化財(建築物)保存・補修に関する経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
着任後約1ヶ月間の語学研修はボゴタ市内(標高2640M)にて実施。任地アルメニア市は標高1480M。