2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31518B08)
募集終了

国名
コロンビア
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
TYPE-A
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

イタグイ市役所

2)配属機関名(日本語)

社会参画局障害者統合ケアセンター

3)任地( アンティオキア県イタグイ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はイタグイ市役所社会参画局所属の障害者統合ケアセンターである。2012に設置され、イタグイ市内及び近郊の重度障害者や貧困のためセンターにアクセスできない、市役所の障害者名簿に登録もできていない人たちを含め、訳10万人といわれれるすべての障害者が心身の機能回復・維持にかかる支援を受けられ、またその家族も含めて社会参画できることを目標として様々なサービスを行っている。来所者数は300~350名/週平均で、その主な障害は知的(先天的なものが多い)、身体(事故、暴力、紛争被害、進行性・遺伝性疾患)、主な年齢層は17~50歳である。年間予算297千米ドル、職員数12名。

【要請概要】

1)要請理由・背景

センターでは、来所者に対して、芸術(描画、音楽、ダンス、歌唱など)や会話を通じた療法、心理療法、理学療法、ソーシャルワーク、言語聴覚療法、栄養指導を通じた統合的なケアを実施しており、それらを通じて来所者が自身の症状を改善し、社会的自立への一歩を踏み出せるよう支援している。また、来所者の家族に対するケア方法の指導や精神的支援、センターにアクセスできない重度障害者、遠隔地居住者や貧困家庭に対する地域訪問車(1台に3~4名の専門スタッフグループで実施)を使った訪問ケアなどのサービスも実施している。しかし、センターには作業療法士がいないため、社会的自立のために必要な動作を含めた専門的ケアができていないことが問題となっており、来所者に対するより効果的な支援実現を期待し、今回の要請となった。なお、当国には特に作業療法士育成のための専門コースを持つ教育機関が少ないため、常に作業療法士は不足している。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先関係者と協力しながら、以下の活動を行う。
1.センターに来所する障害者に対し、作業療法を行う。
2.センターの他の専門療法担当者たちの会議・アクティビティ等に参加し、来所者の自立のためのより効果的な支援について作業療法の立場から助言する。
3.作業療法実施に必要な環境や機材等整備について、配属先に助言する。
4.巡回訪問車両でのチーム巡回活動に参加し、作業療法を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

療法室(理学療法、カウンセリングなども実施している)、センター内の事務関連器具等

4)配属先同僚及び活動対象者

センター長(プログラム・リーダー):女性、50歳代、言語聴覚士、教育手法(学習困難者)、社会的弱者支援(教育)、CP
同僚:ソーシャルワーカー、女性、30歳代
その他センター職員 12名
来所者:300~350名/週(17~50歳)とその家族
コミュニティ巡回対象者とその家族

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:活動上必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(16~28℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

着任後約1ヶ月間の語学研修はボゴタ市内(標高2640M)にて実施。任地イタグイ市は標高1550M。配属先には作業療法士がいないため、作業療法実施に必要な器具の調査・整備から活動を開始する必要がある。