【配属機関概要】

3）任地（ サンタンデール県ブカラマンガ市 ） JICA事務所の所在地（ ボゴタ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、2007年に創設された主にサンタンデール県を含む東部地域に存在する中小企業の生産性と競争力強化を目的とした半官半民の組織である。センターが行う企業強化のためのプログラムとして、対象地域内に存在する中小企業または新規参入者に対する企業診断、カイゼンや5S指導、企業経理・財務関連指導、法的指導、ITやイノベーションに関する指導、環境保全に関する指導などがあり、国立職業訓練庁のイノベーション推進部門が実施する企業助成金供与プログラムに応募する企業への支援も提供している。職員数21名、年間予算約57万米ドル(2017年度)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同センター職員21名は、代表以下の各職員が実施業務に関する各セクターの専門家であり、対象地域内にある中小企業約700社の内、現在は20社程度、28プロジェクト(2018年度)を担当している。現在のセンター実務の大部分は、国立職業訓練庁のイノベーション推進部門による業務委託事業であるが、センターでは、これ以外にセンター独自の業務として、企業の生産性・競争性強化のための個別顧問プログラム実施に着手したところである。このプログラムは、ソフトウエア診断(無料アクセス可)を広く提供し、それに興味を持った企業に対して、定期的な個別訪問による企業指導などを実施し、企業目標達成支援を行う構想である。しかし、各職員は専門知識はあるものの、実際の企業指導の経験が乏しいため、プログラムとしての完成度には不安がある。従って、ボランティアによる実践に基づいた指導助言が期待され、今回の要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先関係者と共に以下の活動を行う。
1.域内の第2次産業(製造業、主に機械金属、衣料、プラスティック、食品、自動車部品、廃棄物・リサイクルなど)に従事する中小企業に対する生産性・競争力強化のための指導プログラム作成に関し、実践に基づいた内容構築のための助言指導を行う。
2.配属先センター関係者に理論と実際の現場での理論の応用に関する助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先事務所内の机、PC(スペイン語)、プリンターなど事務用品

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先長:男性、40歳代、農産業専門、イノベーション設計管理修士
同僚:女性、30歳代、システムエンジニア、企業開発部リーダー、カウンターパート
その他同僚19 名
域内関連中小企業

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

着任後約1ヶ月間の語学研修はボゴタ市内(標高2640M)にて実施。任地ブカラマンガ市は標高959M。