【配属機関概要】

3）任地（ クンディナマルカ県ボゴタ市 ） JICA事務所の所在地（ ボゴタ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

国立職業訓練庁は、労働者、雇用者、政府の三者が協力して、当国の老若男女に広く無料で研修受講機会を提供し、各職業分野における熟練工育成と国の産業振興に資すること、国内の製品レベルの向上による国際競争力強化、及び雇用率向上と貧困削減によるよりよい社会の実現等を目的として1957年に設立された国立の職業訓練機関である。全国32県とボゴタ首都圏の計33の地域局を持ち、各地域局傘下の117センターにおいて、長期・短期の様々な職業訓練コースを実施し、年間約300万人が参加する。各地域局は各地域の産業特性に合ったコースを設置。長期コース修了者には労働省認可の修了証が発行される。年間予算約11億米ドル。

【要請概要】

1）要請理由・背景

活動先である首都区地域局デザイン・計量学センターでは、工業デザイン、計量学、義肢装具製作技術の3つのコースを実施している。所属する計量学コースの研究室は、2004年設置、2017年にISO17025を取得しており、様々な企業や実験室(金属加工、プラステック等)から持ち込まれる各種計測機械(圧力、温度、材質、空気中成分等)の精度を測り、精度証明書を発行する業務を行っている。この証明書を出すための計測基準等については、国立計量学研究所及びコロンビア認証機関の規定に基づいている。しかし、ISO17025ステイタスの維持や最新の機材調整方法に関する知識不足が課題であり、また、全国の国立職業訓練庁各センター所属研究所所有の機材の整備状況にばらつきがあり、研究成果の信憑性に影響が出ているため、統一した基準整備が必要である。従って、そのための幅広い知識や経験を持った人材による支援が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

活動先センター関係者と協力しながら、以下の活動を行う。
1. ISO17025ステイタスの維持のため、配属先研究室の状況に適した知識・技術を伝授する。
2. 国立職業訓練庁が所有する各種研究所内機材の調整基準整備について、指導助言する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

表面粗さ測定器、三次元測定機、輪郭形状測定機、温湿露店温度測定器、標準ノギス、デジタルノギス、ダイヤルゲージ、内径測定器用基点設定用リング・角型、光学平面度測定器、マイクロメーター等

4）配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート(CP):男性、40歳代、機械工学修士、経験20年
研究室職員:3名、男女、20～40歳代
指導教員:20名、男女、20～40歳代
訓練生:約300名、男女、18～30歳

【資格条件等】

[参考情報]：

　・ISO17025、9001に関する知識

【地域概況】

【特記事項】

任地ボゴタ市内は標高2640M。