要請番号(JL31520A09)
募集終了
・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働省
2)配属機関名(日本語)
国立職業訓練庁クンディナマルカ地域局
3)任地( クンディナマルカ県モスケラ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
職業訓練庁は、16歳以上の国民に職業訓練の機会を提供し、各分野におけるプロの育成と国の産業振興に資すること、雇用率向上と貧困削減によるより良い社会作り等を目的として、1957年に設立された。全国32県とボゴタ首都特別区に33拠点を持ち、地域の産業に特化した職業訓練や最新技術の研究を行う。長期・短期の様々な職業訓練コースを開催、年間約300万人が受講する。長期コース修了者には労働省認可の終了証が発行される。年間予算約11億米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
活動先の農畜産業バイオセンターでは、地域の農畜産業の発展に貢献できる人材育成と研究を行っており、110Haの広大な敷地面積の中に、家畜、農業(野菜、果物、温室)、スポーツ施設、教室等がある。センターでは、施設内で実施している様々な農業活動によって生じる大量の有機廃棄物の土壌・環境に配慮した処理方法を模索しており、各部門で廃棄物を有機肥料に転換するためのコンポスト作成に取り組んでいるが、まだ有効な方法確立には至っていない。従って、有機廃棄物量が多い畜産(特に豚)部門の家畜の糞をEM菌等を利用して有機肥料に転換するための効果的な方法の確立に関する支援が求められた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
センターでは家畜の糞を堆肥化する試みは実施中であるが、畜産科講師の経験に基づいた方法のみであるため、堆肥化するまでの時間もかかり、堆肥に含まれる有効成分などの化学分析や科学的且効果的な方法論が確立されていない。隊員は配属先関係者と協力して以下の活動を行う。
1.家畜(特に豚)の糞を任地で入手可能なEM菌等を使用して有機肥料化するための指導支援を行う。
2.1.で作成した有機肥料の有効成分を化学的に分析する。
3.1・2で確立された作成方法や分析情報をセンター関係者に共有する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
農業指導用移動教室・研究室内機材( 張力計、PH・伝導率等土中化学物質検出キット、水・土・植物中硝酸塩検出装置、PC、ビデオカメラ、スコップ等土壌サンプル採取用機材、養豚・農業部門コンポスト場
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
(主カウンターパート)男性、40歳代、農業工学専門、経験20年
活動対象者:
コンポスト担当講師6名、男女、30~50歳代
畜産科・農業科訓練生493名、男女、18~25歳代
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理工系 備考:活動上必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要
[参考情報]:
・EM菌を利用した有機肥料作成経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(5~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・着任時語学訓練は首都ボゴタ(標高2,640m)で実施。住居はホームスティの場合有。
・実務経験として、大学等の実習も含むことは可能。