2020年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31520A11)
募集終了

国名
コロンビア
職種コード 職種
C105 バイオテクノロジー
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/3 ・2021/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

労働省

2)配属機関名(日本語)

国立職業訓練庁ボリーバル地域局

3)任地( ボリーバル県カルタヘナ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

職業訓練庁は、16歳以上の国民に職業訓練の機会を提供し、各分野におけるプロの育成と国の産業振興に資すること、雇用率向上と貧困削減によるより良い社会作り等を目的として、1957年に設立された。全国32県とボゴタ首都特別区に33拠点を持ち、地域の産業に特化した職業訓練や最新技術の研究を行う。長期・短期の様々な職業訓練コースを開催、年間約300万人が受講する。長期コース修了者には労働省認可の終了証が発行される。年間予算約11億米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

活動先の農産業・鉱業センターでは、農畜水産業及び鉱業(主に金・銀の加工)に関連したコースを開設している。訓練生数は約16千名/年、教職員数約400名、予算約455万米ドル/年。農畜水産業科では、任地で収穫される野菜や果物、ハーブなどの付加価値を高めるため、品質向上や加工製品の開発に取り組んでいる。が、90年代初頭の害虫による作物の大被害の際、強力な化学農薬の大量使用により全ての害虫駆除を行ったことから生態系が崩れ、それ以後常に強力な化学農薬を使用せざるを得なくなった。この悪循環による環境汚染、土壌の劣化を抑えるため、有機微生物を利用した有機農薬開発のための協力が求められている。





2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

任地の特産であるニャメというイモやマンゴ等様々な作物に有害な黒カビ病(cholletotrico gloesporoide)の発生を抑えるための有機農薬開発について、主にバイオテクノロジー班関係者と協力しながら、以下の活動を行う。
1.任地に生育する様々な植物が持っている有効な成分の分析と種の固定のための研究支援を行う。
2.1で固定した種の有機農薬としての製剤化、圃場試験のプロセス実施を支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

恒温器、各種顕微鏡、遠心分離機、超低温冷凍庫(-80℃)、クリーンベンチ、オートクレーブ、熱湿度計、紫外可視分光器、原子吸光分析器、超浄水器、分析天秤、熱振動盤等ラボ機材一式

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・30代女性(微生物学・獣医学専門)
・30代男性(生物学専門)
・50代男性(農業バイオロジー専門)
活動対象者:
・その他職員7名、男女、30~50歳代
・訓練生 112名、男女、18~25歳

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)理工系 備考:活動上必要

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯夏季少雨気候) 気温:(24~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・着任時語学訓練は首都ボゴタ(標高2,640m)で実施。住居はホームスティの場合有。
・同僚に英語を解する者がいるため、英語での活動も一部可能。
・任地は年間を通じて高温多湿。