【配属機関概要】

3）任地（ アスアイ県クエンカ市 ） JICA事務所の所在地（ キト市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 1.2 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

アスアイ県スポーツ連盟は、アスアイ県のスポーツの普及･発展を目的として、1924年に設立されたスポーツ省管轄下の非営利団体である。2016年8月現在、県民に対し30種目の機会を提供しており、、少年から青年層までの各カテゴリーにおいて国内外の各種大会に参加している。また、大学や各種スポーツクラブ、競技団体とも連携している。年間予算約280万米ドル(2015年)、指導者数99名。同連盟のあるクエンカ市は1996年アトランタ五輪の20Km競歩で優勝したジェファーソン・ペレス選手の出身地である(エクアドル初の金メダル)ため、スポーツが盛んな地である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

水泳は、同連盟設立当初から選手強化に力を入れている種目であり、毎月20人程度の生徒たちが初心者コース(6～10歳)に登録され、そこから1ヶ月毎に次の段階に進んでいく。同連盟では、3名のコーチと2名のモニター(コーチの資格はないが、練習補佐をする準指導員)とで、350名程度の選手を指導している。コーチはそれぞれ指導経験豊富であるが、未だ世界大会に出場できるレベルの選手が出ていない。同連盟は選手強化に力を入れるため、水泳競技において世界で活躍できる選手を多数輩出している日本の水泳指導法についての知識や経験が共有されることを期待しており、今回の要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先関係者、水泳コーチと共に以下の活動支援を行う。
1.ジュニアカテゴリー(15～17歳)の選抜選手約20名に対し、競技成績向上のための指導助言を行う。
2.初心者カテゴリー(6～10歳)の子どもたち約30名に対し、水泳の基礎を教える。
3.コーチに対し、練習内容やプラン作成・実施に関しての助言を行う。
4.初心者から選手層までの育成プラン全体計画の内容向上に関する助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オリンピック基準プール、飛び込み用プール、初心者用プール、ビート板等練習用具、ジム用具など

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚5名
C/P(主):コーチ(50代、男性、経験20年、主に15～17歳競技選手担当)
コーチ(30代、男性、経験15年、主に初心者レベル担当)
コーチ(70代、男性、経験53年、主に競技選手担当)
モニター(準指導員)2名 (30代、男性、経験5～8年、主に初心者レベル担当)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・指導経験

【地域概況】

【特記事項】

インターネット、水道、電気については、基本的サービスはある。しかし、停電等の問題もあり、常に良好な状態であるとは言えない。