要請番号(JL31817A05)
募集終了
2代目
・2017/3 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
パスタサ県庁
2)配属機関名(日本語)
パスタサ県庁
3)任地( パスタサ県プーヨ市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は当国東部アマゾン地方に位置し、ペルー国境と接するパスタサ県の県庁である。同庁は、県民の生活の質向上と県の発展に資するため、各種都市計画実施、公共サービス実施等を行っているが、特に次の2点において他自治体と異なった特性を持っている。①その豊富な自然資源を活用した観光事業と環境保護に力を入れている、②同県内には7部族の先住民族が居住しており、各部族の言語・伝統・音楽などを尊重した行政が行われている。同県の人口は約84千人、県庁職員数約530人、年間予算26百万米ドル(2016年)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同県は、エクアドル国内で最も大きな面積を持つ県であり、ヤスニ国立公園生物圏保護区(UNESCO)やジャンガナテス・サンガイ環境街道(WWF)など、アマゾン地帯独特の気候や地形により生まれた稀有な自然資源を有している。また、アマゾン地域特有の植物や希少種等生物多様性の観点からも貴重な地域である。これらの特徴を活かし、同庁では、持続的開発局内に観光課を設け、エコ・ツーリズムを中心とした観光開発を進めることで、県の財政確保の一助とし、また同県の発展に貢献したいとしている。同課職員は5名、うちJICA本邦研修参加経験のある職員が2名、在外研修参加経験(ペルー)のある職員が1名いる。現派遣中初代JVは、同県観光情報発信のための日本語パンフレットやプロモーションDVD作成、先住民コミュニティでの観光人材育成講座実施などに取り組んでおり、JVによる継続的な協力支援が期待され、今回の要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
観光課職員と協力し、同市観光業振興のために、以下の支援活動を行う。
1. 同県の観光資源を最大限に活かすことのできる魅力的な観光商品開発に対する企画立案を支援する。
2. 日本市場向けの観光プロモーション実施方法に関するアイディアを提供する。
3. エコ・ツーリズムの一環として、自転車を使って観光スポットを巡るサイクル・ツーリズム「自転車ロード」プラン実施を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先事務所内の机、椅子、PC(西語)、プリンター、その他事務用品(共用)
4)配属先同僚及び活動対象者
持続的開発局長:男性1名、40代
観光課職員:男性2名、30-40代、大卒、女性3名、20-40代、大卒
活動対象者: 観光課職員、域内観光業従事者(飲食業、ホテル、タクシー、土産物屋など)、県民
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット、水道、電気については、基本的サービスはある。しかし、停電等の問題もあり、常に良好な状態であるとは言えない。