要請番号(JL31819B11)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
教育省コタカチ支部インクルーシブ教育支援課
3)任地( インバブラ県コタカチ市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
教育省は2010年に、インクルーシブ教育促進の為の改正を行った。これにより、特別支援学校が存在しない農村部に住む障害児および特別な学習支援が必要な子ども達(学習に遅れのある子ども等)が一般校に在籍する率が増加した。配属先には教育心理士が在籍しており、上記の子ども達の評価、助言、適切な学校への入学案内等を行っている。また、地域の一般校を訪問し、モニタリングや教員への研修等を行っている。配属先が管轄する6校に在籍する障害児および特別な学習支援が必要な子は約100名で、多い順に学習障害、知的障害、身体障害、聴覚障害、視覚障害、ダウン症、注意欠陥多動症、言語障害および精神障害等である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
任地の一般校に在籍する教員のほとんどが大学で特別支援教育について学んでおらず、教育省が実施する数時間の研修を受けたのみである。ゆえに、教員は手探りでインクルーシブ教育を実践したり、他の児童・生徒と同じ方法で障害をもつ児童・生徒の教育を行っている。当国のインクルーシブ教育は障害の有無に関わらず、全ての児童・生徒が同じ空間で学習することを前提としており、特殊学級や障害をもつ児童・生徒のみへの教育時間等は設定されていない。一人の教員が、手探りで障害をもつ児童・生徒およびその他の児童・生徒を教えているため、両者にとって質の高い教育は提供できていない。この現状を改善すべく、ボランティアの要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
インクルーシブ教育支援課職員および各学校の教員および相談員(教育心理士等)と相談し、以下の活動を行う。
1.コタカチ地域の6校を巡回し、インクルーシブ教育の問題点の抽出および改善方法を検討する。
2.各学校教職員に対して、日本の特別支援教育を紹介し、インクルーシブ教育の理解を深める。
3.教員および保護者に対して、障害児への接し方について助言する。
4.教員および相談員に対して、カリキュラムの設定方法および教授法について助言する。
5.教員および保護者に対して、教材の作成および使用方法について助言する。
6.教員および相談員に対して、特別な支援が必要な児童・生徒の見極め方を教授する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、パソコン、プリンター、プロジェクター等
4)配属先同僚及び活動対象者
インクルーシブ教育支援課職員(特別支援教育心理士)、女性、30代
各校の相談員(教育心理士等)、男女6名(各校1名)、20代~50代
6校の教職員
児童、生徒、保護者
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭又は養護学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:活動上必須
[参考情報]:
・特別支援コーディネーター経験者を望む
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット、水道、電気は整っているが、まれに停電や断水等がある。