【配属機関概要】

3）任地（ グアイラ県テビクアリ市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、テビクアリ市唯一の保健ポスト(2009年設立)である。約2500人の地域住民を対象に、月-金曜日、7-15時の時間帯で内科診療、予防接種、厚生福祉省の各種プログラム(家族計画、妊婦・乳幼児の栄養改善等)、公衆衛生指導及び啓発活動を中心とした医療サービスを無償で提供している。同配属先は県衛生局の管理下にあり、予算、運営、管理は県衛生局によって行われている。配属先の医師(1名)は、長くJICAプロジェクト「 プライマリーヘルスプロジェクトケア体制強化プロジェクト」(2012年2月-2017年1月) 」に関わった経験を有するが、JICAボランティアの派遣実績は無い。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先周辺地域には製糖工場があり、多くの住民がその工場に従事している。そのため、工場従事者及びその家族は会社から健康保険を受給しており、私立の病院においても受診が可能である。他方、保健ポストを利用する地域住民は健康保険を受給しておらず、最低限の無償医療のみである。市内には同配属先が唯一の無償保健施設のため、遠方地の住人は診察に行くことも難しい状況である。そのため、予防医療に関する啓発活動(手洗い、栄養、糖尿病、高血圧、デング熱、家族計画、婦人疾患等)を強化したい意向がある。また、住民にとって有効な予防医療の啓発講習会プランを作成し、継続的に実施する方法や保健意識の向上を図るため、専門性や知見を有した方からのアドバイス等が必要となり本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

保健ポストの一員として以下の活動を行う。

1.同僚と共に保健ポストで予防医療の啓発に関する講習会を行う。
2.講習会の教材の企画及び作成を行う。
3.学校、集落、各家庭等を巡回し、予防医療の啓発講習会、勉強会を行う。(週2回程度/単独で行う場合もある)
4.配属先の診療補助(血圧測定、身体測定及び患者のカルテ情報化等)を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

保健教育に関する教材、健康診断器具(血圧計、体重計)

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:
医師(責任者):1名 ( 40代 女性 JICA帰国研修員※)
(※JICAの研修制度を利用して日本で研修を受けた方)
医師: 1名 30代
看護師 :1名 30代、男性
准看護師 :2名 20代、30代

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

あらゆる年齢層に対しで講習会を行うことになるため、対象者に合わせた講習会を企画できる方を希望。
限られた環境の中で耐えうる精神力と体力のある方を希望。