要請番号(JL32417B09)
募集終了
・2018/1 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育文化省
2)配属機関名(日本語)
プロフェソラ・ルシア・タバロッシ第59小学校
3)任地( カアグアス県カアグアス市 ) JICA事務所の所在地( アスンシオン市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、就学前教育課程(5歳児)及び基礎教育課(第一サイクル(1-3年生)、第二サイクル(4-6年生)、中学(7-9年生))を擁する公立学校である。2017年6月時点での生徒数は1141名、教師数は58名。パラグアイ政府から配賦される予算はほぼ人件費のみで、学校運営費は父母会の寄付等で賄われている。カアグアス県を含む4県を対象に実施されていたJICA技術協力「地域と歩む学校づくり支援プロジェクト」(2013年9月-2016年8月)では、地域の特徴を活かした学校教育の実践に向けた学校運営管理の支援を行っていた。同配属先の校長含む2名の教師が同プロジェクトによる本邦研修に参加した経験がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラグアイでは1994年以降、積極的な教育改革に取り組んできており、就学前教育及び初等教育の無償・義務化が実現した一方、学校運営管理の改善は未だ不十分とされている。同省は学校運営計画(通称、PEI)において、各小学校の地域の特徴を活かした学校カリキュラム計画(通称、PCI)の策定・活用を目的とし、JICA等の国際協力機関の支援を受けながら、PCIを含むPEIマニュアルの策定促進、同マニュアルに沿った校長への研修等に取り組んでいる。しかしながら、学校現場ではPCIのようなカリキュラムの策定及びPCIに沿った授業実践の経験に乏しく、各学校の教員が試行錯誤しながら取り組んでいるのが現状である。このような状況を受け、総合的学習等日本の教育現場での知見、経験等を活かした実践授業の支援をするとともに他地域の参考事例となるモデル小学校を目指すために本要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.通常授業の中に地域の特徴を活かした体験を通した学習を導入する。
2. 地域の特性を生かした実験、体験活動、社会見学などの課外授業等を企画・実施支援する。
3.学校全体で取り組む環境教育に関する活動(学校菜園、ごみの分別、リサイクル等)を支援する。
4.その他、学校運営改善やより良い授業の実施に向けた同僚教師の活動を支援する。
(参考)パラグアイには歴代の小学校教育分野の青年海外協力隊(JV)が作成した算数教材(教科書及び指導書)があり、活用可能。また、本邦で研修を受けたパラグアイ人が自主的に公開授業を行っている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。
4)配属先同僚及び活動対象者
・ 校長、教頭、教師(非常勤を含む合計約58名。25-50歳程度)
・ 生徒数1141名(午前、午後合わせた総数)(2017年6月現在)
※当地の小学校の多くは、午前、午後の2部制となっており、各部それぞれ異なった生徒が通学している。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:配属先同僚が大卒であるため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:配属先の要望
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先小学校としても、試行錯誤の中での取り組みであるため、ボランティアの主体性とアイデアが求められる。日本の学校での教員経験がある方が望ましい。