【配属機関概要】

3）任地（ グアイラ県フェリックス・ペレス・カルドソ市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は約4500人の地域住民を対象に、月-金曜日、7-15時の時間帯で内科診療、予防接種を中心とした業務の他、厚生福祉省の各種プログラムの実施(家族計画、妊婦・乳幼児の栄養改善等)、公衆衛生指導及び啓発活動を中心とした医療サービスを無償で実施している機関である。同配属先には独自の予算はなく、県衛生局及び地域保健審議会の支援によって運営・管理が行われている。2017年3月まで看護師の青年海外協力隊(JV)が派遣されていた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

厚生福祉省の推進するプライマリーヘルスケアプロジェクトのユニットチームである「家族健康ユニット」(以下「USF」と略す)が全国で展開されており、USFの活動概念に基づき、地域の予防と治療を包括的に行う活動(医療サービスの提供、予防接種、家族計画、啓発活動等)の強化に取組んでいる。2010年に設置され、当国厚生福祉省の推進する各種プログラム(予防接種、妊婦・乳幼児の栄養指導等)を実施している。現在、予防医療等の観点から同施設の診療内容の充実及び若年性妊娠を予防するための性教育、妊婦や地域住民のための保健衛生指導等を重要視し、対応策を検討している。しかしながら、看護師等の予防医療技術レベルの向上を図るためには、予防医療等に関する(特に性教育に関し)専門性や知見を有した方からのアドバイス等が必要となり本要請に至った。また、市内の学校での保健衛生、性教育に関する講習会の支援も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

家族健康ユニットの一員として以下の活動を行う。

1.USF内で実施している診療補助の他、高血圧、糖尿病、栄養指導、妊婦・乳幼児の発育等に関するアドバイスを行う。
2.管轄地域の青少年を対象に性教育に関する講習会開催に関する支援を行う。
3.周辺地域の集落や学校等を同僚と一緒に巡回訪問し、健康管理指導、衛生面の指導、予防接種補助等を支援する。
4.予防医療に関する講習会等を開催し、予防医療の啓発に関する支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

健康診断用具(体重計、身長計、等)他

4）配属先同僚及び活動対象者

医師2名(内科 50代女性、歯科各1名)
看護師 4名
看護助手4名(非常勤を含む)

配属先の巡回診療及びUSF外で開催する講習会については、配属先関係者は自身のバイクで移動となるため、JVもバイクを運転して活動することとなる。

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

あらゆる年齢層に対しで講習会を行うことになるため、対象者に合わせた講習会を企画できる人材を希望。
限られた環境の中で耐えうる精神力と体力のある人材を希望。