【配属機関概要】

3）任地（ アルト・パラナ県イグアス市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

任地は、首都アスンシオンから東へ約290Km、人口約1万3千人の日系移住地から発展した地方都市である。主な産業は、農業、畜産で、大規模農家は大豆を生産し、小農家はとうもろこし、インゲン豆、キャッサバ等を栽培している。同市役所の職員は40名、市役所の年間予算は約60万米ドル(2018年度)。配属先となる環境課は、主に廃棄物処理業務を担い、ごみの分別処理、ごみ分別収集方法の改善、有機ごみの減量化、児童生徒及び市民向けの環境教育実施など、深刻化するごみ問題解決に向け様々な活動に取り組んでいる。同市内では、日系社会青年ボランティア(看護師)が活動中。(2020年1月まで活動予定)

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国においても、近年、ごみ収集量の増加や環境衛生の悪化が大きな課題となっており、配属先ではごみ分別やリサイクルなど環境問題解決に向けた取り組みに力を入れ始めている。しかし、地域住民の環境保全・改善に対する意識が低く、ポイ捨ての弊害や3Rの必要性についてあまり理解されていない。学校教育を通した児童生徒に対する環境教育の継続的な実施、地域コミュニティでの啓発活動を通した地域住民の意識変容及び向上が、環境行政推進の上、最重要課題と認識されている。環境課においては、現在、住民への啓発活動に取り組んではいるものの、未だ具体的な成果には乏しく、こうした状況から、効果的・実践的な環境教育の推進とその支援を行うことができるボランティアを要請された。派遣されるボランティアは、市役所環境課に所属予定である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同市環境課の担当者と共に、以下の活動を行う
1. 地域の小中学校にて、ポイ捨ての弊害、ごみ分別の重要性とその実践、リサイクル活動に関する指導を行う。
2. 地域コミュニティを対象に、ポイ捨ての弊害、ごみの分別収集、可能な範囲で家庭用コンポスト作成に関する指導を行う。
3. 市役所の廃棄物処理事業への提言を通しその改善を支援する。
4. 環境課主導で定期的に実施される環境保全住民奉仕作業を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、事務用品等、一般的な備品と執務スペース

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先
・市長:男性、40代(2020年まで現職)
・市職員 20-50代 40名
・環境課職員 1名(女性、30代)
活動対象者
・地域住民、学校教員、児童生徒等

【資格条件等】

[参考情報]：

　・環境教育又は環境改善の啓発等の活動経験

【地域概況】

【特記事項】