【配属機関概要】

3）任地（ リマ市ルリン区 ） JICA事務所の所在地（ リマ市サン･イシドロ区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

パチャカマック遺跡はリマ市郊外にあるプレインカ時代から存在したペルー沿岸部で最も重要な神殿跡である。博物館は1965年に開設され、2015年2月に新博物館建物が完成。年間訪問者数は約13万人。博物館は①管理②発掘・調査③保護保存④博物館・館内展示⑤収集物の登録・管理⑥周囲の監督⑦周辺コミュニティ教育・啓発の部門に分かれ、約25名の職員の他、ガイドや作業員等7約50名が働いている。JICAは2013年9月から青少年活動ならびに観光の計2名のボランティアを派遣しており、観光JV1名が活動中である。※http://pachacamac.cultura.pe/

【要請概要】

1）要請理由・背景

同遺跡はペルー国内の有名遺跡に比べて、知名度に劣り、加えて、都市化進行しているために周辺コミュニティによる敷地内の宅地化圧力に悩んでいる。現在派遣中の観光JVは、この問題に対して、1)新博物館における提供サービス向上をの方法を提案、2)同博物館の手がける周辺地域の女性の雇用創出のプロジェクトに関与し、観光客向けのお土産品の販売促進、広報面で支援している他、3)周辺住民への啓発活動などに関与するなど、幅広く積極的に活動に取り組んでおり、日本語パンフレット作成、考古学と防災教育を結びつけた写真展と子供向け講習会を実現するなどの成果をあげている。これらの活動の継続と、更なる提供サービスの質の向上のため助言を求めてボランティアの交替要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

博物館職員と共に主に以下の活動を実施する。
1. 来館者数を増加させるために、観光客向けの博物館情報の発信
2. 博物館提供サービス向上のための助言
3. 周辺地域の女性の雇用創造プロジェクトの広報、活動への助言
4. 周辺コミュニティへの遺跡保全の啓発活動
5. その他博物館が必要とする活動

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、他事務用品

4）配属先同僚及び活動対象者

館長:50代、女性
職員:20代～50代男女、20名、作業員

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】