2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL32716B15)
募集終了

国名
ペルー
職種コード 職種
G232 文化財保護
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国際協力庁

2)配属機関名(日本語)

クントゥル・ワシ文化協会
NGO

3)任地( カハマルカ州サン・パブロ郡 ) JICA事務所の所在地( リマ市サン・イシドロ区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先運営の博物館は、東京大学古代アンデス文明調査団が1988年以降クントゥル・ワシ遺跡で発掘した南米最古の黄金装飾品などの展示を行うために1994年に開館した。開館・改修時の建設費の一部は日本政府から援助を受けている。2000~2003年にかけてはUNESCOから同遺跡の復元・保存に係る支援を受けた。日本から複数の大学教授や研究者が年に数回訪れ、発掘・調査を継続中。クントゥル・ワシ文化協会会員は現在95名、博物館はこれら会員の中から選抜された運営委員会が管理運営している。年間予算は約5000米ドル。現在、2代目の文化財保護JVが活動中(~2017年7月まで)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先協会員はほとんどが零細農民であり、遺跡保全や博物館管理運営の知識・技術に乏しい。博物館運営支援や遺跡発掘・調査を行っている東京大学名誉教授や考古学者の現地滞在は年に数ヶ月に限られ、また、予算・人材不足のため学芸員を雇用できていない。2013年から文化財保護JVが派遣され、展示の改善、博物館WebページやFacebookの開設を行い、来館者は増加傾向にある。また、遺跡や博物館のガイドの質も少しずつではあるが向上が見られる。しかし、まだ現地スタッフのみでの運営管理は難しく、引き続き博物館運営委員会の運営管理能力の向上、協会員をはじめとする地域住民への遺跡や文化財保護に関する理解・関心の向上、来客数増加のためのガイドの質向上、企画・広報等、包括的な支援が求められ、本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

博物館運営を支援する東京大学名誉教授及び同遺跡発掘・調査チームと相談しながら、次の活動を行う。
1.博物館運営委員会に対する博物館展示内容・施設の改善や展示品維持管理に関する助言
2.来館者数増加を目指した博物館イベント企画・実施、広報への支援
3.協会員、地域住民に対する遺跡や博物館に対する理解・関心の向上のための取組み支援
4.博物館の自立への取組み支援

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、他事務用品

4)配属先同僚及び活動対象者

博物館運営委員会メンバー:30~50代男女計10名程度
協会員95名ほか地域住民:老若男女

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:日本人研究者への対応が必要

[経験]:(社会経験)2年以上 備考:同僚とのバランス

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(0~25℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

学芸員有資格者が望ましい。