【配属機関概要】

3）任地（ クスコ州クスコ市 ） JICA事務所の所在地（ リマ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

地域農産物生産性向上プログラム(AGRORURAL)は、農業生産や農業輸出の遅れた地域の農村開発を促進することを目的に、2008年に設立された組織。灌漑整備や農地保全、植林の他、営農活動を支援し、山岳地域に住む貧困層の生計向上に取り組んでいる。年間予算約40,000米ドル。カルカ郡事務所では野菜栽培JV(2015年10月-)と家政・生活改善JV(2016年1月-)を受入中。過去に、マーケティングJV(2015年1月-2016年1月)、家政･生活改善JV(2013年7月-2015年6月)が同配属先の別事務所で活動し、近隣の同郡サン･サルバドル町で活動展開するボランティアとも協働関係がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

任地は標高3,400mに位置するクスコ州の州都で、ペルーを代表する観光都市である。市の主要産業は観光業であるが、周辺には多くの小規模集落が点在し、農民が昔ながらの伝統作物(ジャガイモ、トウモロコシ、キヌアなど)の生産で生計を立てている。同地域の伝統穀物であるキヌアやキウイチャは、近年欧米や日本の市場で高価格で取引きされ零細農民の換金作物として脚光を浴びている。配属先では、これら特産品の更なる市場開拓を進め、生産者の収入増と貧困削減につなげたい考えである。2015年2月よりマーケティングJV1名が配属され、近隣のJICAボランティアと協働しながら、地元産品の市場拡大に取り組んだ。この活動を継続発展させるために後任JVの要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚とともに次の活動を行う。
1.国内農産物市場の現状分析
2.市場拡大策を組織的に進めるための計画作成
3.生産者の収入増、農産物の価格安定化のための提言
4.生産者に対する商品の品質向上・生産性向上に対する関心を高める啓発活動

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、事務机、事務用品など

4）配属先同僚及び活動対象者

AGRORURALクスコ支所の職員:50代男性
AGRORURALカルカ郡出張所職員:40代女性
クスコ市周辺の農業生産者約200世帯

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】