【配属機関概要】

3）任地（ サン・マルティン州タラポト市 ） JICA事務所の所在地（ リマ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はペルー北東部アマゾン地域の一部をなすサン・マルティン州最大の都市タラポト市に位置する。郡内に人口は約26万人。コーヒー、カカオ、タバコ、米等、農産物の生産が盛んで輸出もされている。全体予算は約120万米ドル。JVが所属するのは経済開発・観光環境管理部環境・地区整備課。同課課長は元JICA研修員(2012年「地方自治体のための固形廃棄物総合管理」)。同課職員は5名であるが、ゴミ収集、清掃、造園スタッフとして常時50名以上を雇用している。2015年7月-2017年3月の間、環境教育JV1名が派遣されており、今回は2代目の派遣。

【要請概要】

1）要請理由・背景

JICAはペルー国内23の地方自治体で有償資金協力による固形廃棄物処理事業を進めている。サン・マルティン郡役所はその対象自治体の1つ。この協力により、配属先ではゴミ処分場などのハード面は整備されるが、ゴミを減らすためには、住民意識改革が必要である。前任者は域内の教育機関を回り、環境教育を推進すると共に、構内で発生するゴミの分別回収システム郡内の家庭ゴミの回収は都市部ではほぼカバーされているものの、分別回収は現在タラポト市を中心に1900世帯(全世帯の10%)で行われているに過ぎない。同役所はこの分別回収事業を更に拡充し、併せて町の美化、環境保全も進めたい意向であり、そのためには人々の意識改革が最重要と認識している。そこで地域住民への啓発活動や学校における環境教育推進のため、本要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚・市民ボランティアと共に
1.市内の小学校、中高校、大学における環境教育の推進(3R、地域の環境問題等)
2.前任者が導入した市内学校におけるゴミ分別収集システムの継続。
3.市民ボランティア等ともに住民啓発イベントの企画(パンフレット配布や口頭説明による分別回収への協力依頼)
に参加・協力する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

デスク、PC(インターネット付)、分別用ゴミ袋、分別用ゴミ箱、各種啓発パンフレット及びグッズ

4）配属先同僚及び活動対象者

環境・地区整備課課長(30代男性、正職員、勤続5年半)
廃棄物処理事業担当スタッフ3名(いずれも20代女性、契約職員)
活動対象:
地域住民、小学生、中高生、大学生、教員等

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】