要請番号(JL32717A23)
募集終了
2代目
・2017/3 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国際協力庁(APCI)
2)配属機関名(日本語)
国立ペルーアマゾン大学
3)任地( ロレト州イキトス市 ) JICA事務所の所在地( リマ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ペルーアマゾン地域の拠点イキトス市にある1961年創立の国立大学。2期制(前期:4-7月、後期:8-12月)を採る5年制大
学。農学部、生物学部、教育人間学部、看護学部、情報システム学部等、計14学部を有し、総学生数は約7500人。このう
ち農学部は農学科と環境工学科に分かれており、JVが配属するのは後者。教員用執務室は市内中心部の大学施設内に
あるが、授業はバスで1時間ほどの集落にある栽培圃場や水生生物の飼育池を有した実習用敷地内コテージで行われて
いる。農学部教員は計32名、学生数は約700名、うち環境工学科学生は320名。外国からの支援は受けていない。年間予算は、約16,000米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
イキトス市周辺は広大な熱帯雨林地帯であり、国家自然保護区管理事務局(SERNANP)や州政府環境局の管理する自然
保護区が多数ある。配属先は授業の中でこれら自然環境の保全、生物多様性保護、共生、環境と社会、エコツーリズム、
地球規模の課題等、さまざまなテーマを扱っている。また、授業の一環として、地域の小中学生に対する環境教育やアマゾン地域水生生物(カメ)の再生産・飼育実習も組まれている。これら授業を通して、学生はじめ地域の青少年が、自然環境保護の重要性、人と環境とのつながりや共生意識、環境破壊につながる行動抑制等、環境(問題)への理解を深め、一層関心を高められるよう、授業や実習の充実を目指している。そのため、環境工学科講師の能力向上やより効果的で質の高い授業実施への支援が求められ、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
現行の授業は、扱うテーマはさまざまであるものの、DVDやパワーポイント資料を用いた一方通行の講義が中心である。よって、学生や地域の青少年が楽しく学べて積極的に参加可能な、より魅力的な授業を目指して、かつ、現地講師の意向を尊重しながら、以下の活動を行う。
1. 環境工学科授業内容改善のための提案及び実践支援(参加型ワークショップの導入、効果的な教材開発等)
2. 学生実習の一環としての地域青少年への環境教育実施支援(子どもたちが楽しく学べる内容やノウハウの工夫)
3. 水生生物保護(淡水生カメの再生産・飼育)実習実施支援
※大学での授業であるが、教育レベルは日本の高校程度
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
学部執務室(事務机、PC、プリンター等の事務機器使用可能)、プロジェクター、環境関連DVD資料等
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:環境工学科講師 30代女性 講師経験8年
対象者:学生(16歳-20代前半)、地域の小中学生
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)