【配属機関概要】

3）任地（ イカ州イカ郡 ） JICA事務所の所在地（ リマ市サンイシドロ区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

イカは首都リマから南へ約310kmの砂漠の中にある人口約30万人の町である。乾燥した気候を利用した葡萄作りが盛んで、ピスコやワインが名産物として有名であり、ナスカ遺跡にも近い。JVが配属される衛生環境部は、環境課と緑地課の2課からなり、同市における清掃事業、環境保全事業、公園管理等を実施している。JVは環境課配属で、勤務時間は月曜日-金曜日(7:30-14:30、17:00-20:00)。同課の年間予算は約1千万円。約20人のスタッフが市内の清掃・ゴミ収集・市民に対する環境啓発活動を実施。現在2017年度1次隊環境教育JVが活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ペルー環境省は、2011年に策定した「国家環境計画」の中で、一般・産業廃棄物に関し、2021年までに100%適切に処理するという目標を掲げている。特に一般廃棄物については、第一段階として50%が適切に処理されることを目指し、31の地方都市を対象に「固形廃棄物処理システム開発プログラム」を策定しており、JICAはこの内23の地方自治体で有償資金協力による支援を進めている。イカ郡役所は、その対象自治体の1つ。同郡では、家庭ゴミの分別回収とリサイクル化に取り組んでおり、そのためには住民への啓発が最重要と認識している。
2011年から2015年3月まで継続的に環境教育ボランティアが派遣され、地域住民への啓発活動や学校での環境教育実施に取り組み環境教育教材を作成し、教員向けの講習会を実施してきたものの、活動定着のためには更なる継続支援が必要であるため、本要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

衛生環境部環境課スタッフと共に、以下の活動を行う。
1.小学校、中高校における環境教育の推進(ゴミの分別、3R、水問題、地域の環境問題等)
2.地域住民に向けた環境教育の啓発活動(ゴミの分別、3R、騒音問題の改善等)
3.1.2.がより効果的となるような活動内容や方法の改善

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

作業机

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先関係者:50代女性(C/P)は元JICA研修員、20-30代男女4名
指導対象:一般市民、小中学校生徒

【資格条件等】

[参考情報]：

　・環境教育、啓発活動に関する経験

【地域概況】

【特記事項】