【配属機関概要】

3）任地（ ペトラ ） JICA事務所の所在地（ アンマン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

職業訓練公社(VTC)は職業訓練サービスの提供、雇用促進を目的に1976年に設立され、所管する国内42の訓練所にて学生や社会人の技術向上に取り組んでいる。年間予算は約13億円。2006年11月～2010年11月、本部と3モデル訓練所を対象として職業訓練マネジメント強化プロジェクトが実施された。現在、各地のVTCの訓練所でJV5名(服飾、美容師、自動車整備)及びSV1名(電子工学)が活動中である。ペトラ ホスピタリティ訓練所にはホスピタリティ/調理、服飾、美容等の訓練コースがあり、訓練生は約50名である。ホスピタリティ/調理コースは米国国際開発庁からの支援(財政・カリキュラム)がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ヨルダンは持続的な経済発展と国際競争力強化のため、投資促進、工業団地建設等の工業振興政策をとっている。また労働者の生産性、製品水準の向上、労働市場のニーズに十分対応しうる人材育成のための職業教育の充実を開発計画の主要目標と位置づけている。ヨルダンでは、失業率が問題となっているが、特に若年層の失業率が30-40%と高い。
当訓練所近郊にはヨルダン随一の観光名所のペトラ遺跡があり、市内には多数の観光ホテルがある。この観光ホテルが実質的な当訓練所卒業生の主な就職先候補となっている。当訓練所はホテルのニーズに即した調理・接客技術の習得が訓練生の技術の付加価値向上につながり、ひいては訓練生の就職率向上に寄与すると考え、本要請があがった。ボランティアにはホスピタリティ/調理コース(1年間)訓練生への中華料理調理技術及び接客技術の指導が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

ペトラ ホスピタリティ訓練所において、以下の活動を同僚インストラクターと協力して行う。

1. 訓練生への中華料理調理技術の指導
2. 訓練生への接客技術の指導
3. インストラクターの知識・指導力向上のための支援
4. ホテルの新人採用にかかるニーズ調査
5. 訓練所における調理イベントの開催及び運営支援

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

実習用レストラン、調理室、冷蔵庫、冷凍庫、レンジ、オーブン、ガスコンロ、その他基本的調理器具

4）配属先同僚及び活動対象者

・校長(男性、50代)
・担当インストラクター1名(男性、30代)
・訓練生 約30名(男女、10代～20代)
・他コースの指導員、事務員など(男女約20名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】