【配属機関概要】

3）任地（ ザイ ） JICA事務所の所在地（ アンマン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

2009年に設立された社会開発省傘下の特別支援教育とリハビリテーション機能を持つ、軽～中程度の知的障害児支援施設である。首都アンマンの北にあるバルカ県に位置し、のどかな地方都市では、施設と地域のつながりが深い。施設は県内4地域をカバーし、センターの巡回バスによって、6歳から18歳の男女児童16名が通学している。児童は4クラスに分けられ、それぞれ読み書き、算数、図画工作、スポーツ等の指導を受けている。その内、自閉症児4名は特別クラスに振り分けられ、一般クラスとは別に授業を行っている。過去に海外ボランティア(アメリカ、韓国)を受け入れており、今後も継続的に受け入れを希望している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当施設では年に数回行っているイベントを含め、日常のレクリエーションは、内容が固定化しており、新しいアイデアを求められている。児童と教師がともに楽しめるような、音楽やスポーツを通したレクリエーションの提案が求められている。また、ヨルダンでは自閉症の知識や指導経験を持つ特別支援教師が少ない。当施設においても、教師の長年の経験にも関わらず、その対応に苦慮している状況があり、自閉症児との日々の関わりの中での支援技術を必要としている。さらに10代後半を迎えた知的障害児に対し、社会生活適応のための日常生活に関わる訓練を必要とされているが、現在ではあまり実施されていない。施設では他国のボランティアや地域の大学からの学生ボランティアを受け入れており、JICAボランティアは彼らと協同することが予想され、また市街地から離れた村落地域にあるため、地域に溶け込んだ活動ができると期待される。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.教師と共に、ボランティアの経験を基にした、音楽、工作、スポーツといったレクリエーションやイベントを企画・実施する。
2.教師に対し、自閉症児に関する日常の支援技術を共有する。
3.他の知的障害児について、社会適応訓練を始め、必要な支援をする。
4.できれば、他のボランティアと協力し、障害児者支援に関わるワークショップやセミナーを実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし

4）配属先同僚及び活動対象者

・配属先長(女性/40代)
・副配属先長(女性/特別支援教師)
・特別支援教師(女性/4名)
・理学療法士1名 ・言語療法士1名 ・スポーツ指導員1名
・運転手1名 ・事務スタッフ1名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・自閉症児への指導経験

【地域概況】

【特記事項】