2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL42419B03)
募集終了

国名
ヨルダン
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
10代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

高等教育省

2)配属機関名(日本語)

ヨルダン大学外国語学部アジア言語学科

3)任地( アンマン ) JICA事務所の所在地( アンマン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1962年設立のヨルダンで最も歴史ある国立大学。18学部、大学院及び専門機関を有し、約4万人の学生が在籍する。外国語学部はアジア、ヨーロッパ、言語、仏語仏文、英語英文の5学科で構成されている。日本語コースは1993年に開設され、同学部の第三外国語必修選択科目として、現在2名の隊員により初級1-3の授業が行われている。これまで日本語専攻設立を目指す動きもあったが、実現には至っていない。しかし、全学部対象の日本語科目が開講されるなど、大学側も日本語教育の発展には関心が高い。近年の受講希望者数増により、初級コースの増設も求められており、日本語や日本文化に興味をもつ学生の貴重な受け皿となっている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

日本語コースの開講以来、継続的なJICAボランティア派遣を行ったことにより、JICA帰国研修員同窓会(JAAJ)や他の大学において、初級授業を担当できるヨルダン人講師が育成された。しかし、まだ日本語教師として活躍できる人材は限られており、当国における日本語教育のさらなる進化には、指導者層の拡大拡充に焦点をあてての支援が必要である。そのような中、隊員にはヨルダン大学とJAAJにおける日本語コースの運営と並行して、現地人教師育成への期待も大きい。将来的に、ヨルダン大学の日本語コースやJAAJの運営を担える人材の育成を目指し、JAAJにおける中・上級クラスの開講などにより、学習者数の増加とレベルアップを図る。あわせて、学習者と協力しての大学やJAAJにおける日本文化紹介イベントや日本語弁論大会の開催も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. ヨルダン大学における日本語コースの運営を行う。一学期につき、初級1-3のコースを開講し、各コース40時間ほどの授業を実施するほか、試験、成績評価を行う。
2. JAAJにおける日本語コースの運営を行う。一学期につき、4-6のコースを開講し、各コース24時間の授業を実施するほか、会話クラブなど学習意欲向上のためのイベントを実施する。
3. 現地人日本語教師の育成・指導に資するプログラムの企画、運営を行う。
4. 年一回開催の日本語弁論大会の準備、運営、大会参加者への指導を行う。開催に当たっては日本国大使館とヨルダン大学との調整を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

使用教材:『にほんご45じかん』『にほんごつぎの45じかん』、eラーニングサイト:日本語らくだ、歴代隊員作成教材
授業はプロジェクターを利用して行われている。

4)配属先同僚及び活動対象者

【大学】
言語学科長(男性)、外国語学部生(男女/各コース10-20人程度)、他学部生(男女/20-30人程度)。
【JAAJ】
現地講師(男性2名:経験2年N2、経験3年N3相当/女性2名:経験7年N4、経験4年N2/全員パートタイム)。学習者(男女/10-20代中心/各コース5-20人程度)。

5)活動使用言語

アラビア語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(日本語教育に関する資格)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:大学生を指導するため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:現地教師育成も求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

訓練言語はアラビア語となるが、ヨルダン大学における学科長(非日本語話者)との協議は英語が中心である。言語条件とはしないが、着任時点でBレベルに近い程度の英語力があることが望ましい。