2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46316B02)
募集終了

国名
エジプト
職種コード 職種
G183 幼児教育
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/2 ・2017/3
社会連帯省ハルガダ支局外観 現地保育園の様子① 現地保育園の様子②

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

社会連帯省

2)配属機関名(日本語)

社会連帯省ハルガダ支局家族・子ども部

3)任地( ハルガダ ) JICA事務所の所在地( カイロ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

社会連帯省は全国27県に支局と数か所の支所を置き、全国の障害者施設、孤児院、保育園等に対して支援と登録管理を行っている。同省家族・子ども部は、各県支局を支援し、NGOが運営する保育園で「遊びを通した学び」の実践による保育現場の改善、保育士能力の向上を目指している。配属先である同省ハルガダ支局家族・子ども部には6名の職員が在籍する。同配属先の年間予算に関しては公開されていない。現在までJICA以外の外国からの支援はない。
なお、ハルガダへはこれまでに幼児教育ボランティアを10名派遣している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

エジプトの多くの保育現場では、技術・知識を持たない保育士が子供に自由な遊びの時間を取らずに指導するなど、プログラムに基づく保育が実践されてこなかった。JICAと社会連帯省は2008年9月から「実技から学ぶ保育改善プロジェクト」を実施し、プロジェクト対象地域では運動や絵本、お話といった活動が取り入れられてきた。
エジプトには歴代70名の幼児教育ボランティアが赴任し、保育現場の改善、保育士能力の向上を図ってきた。この成果をより広く展開するため、2014年からハルガダ支局に幼児教育JVの派遣を再開。現在では「遊びを通した学び」の重要性が浸透しつつある。JVは同支局で同職種JVと共に、これまでの成果を支局職員や保育士に伝え、保育関係者の技術向上と「遊びを通した学び」の実践と定着に向けた支援を行う。現在、カイロ支局配属の同職種JVとも共同し、グループとしてセミナー共同開催などの活動も行っている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

同配属先における他の幼児教育JVと情報共有しながら、以下の活動を行う。
1. 支局主催の「遊びを通した学び」に関する保育士向けセミナーの開催支援
2. 「遊びを通した学び」実践のためのモデル保育園での保育士への実技指導
3. 支局が管轄する保育園への視察、定着・巡回指導(配属先と協議の上、指導形態を決める)
4. 同職種JV間のグループ活動による情報の共有・活用、教材の作成、セミナーの開催など

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

簡単なおもちゃ、遊具、机、イス、制作に使用する材料、過去のJVが作成した教材等

4)配属先同僚及び活動対象者

同省ハルガダ支局家族・子ども部
・部長(男性・50代)
・職員(女性・男性5名)
・現地保育士(女性(20代~50代 人数は園によって異なる)
・園児の年齢は0~4歳(園によっては5~6歳の園児が在籍している)

5)活動使用言語

アラビア語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(保育士)
    (幼稚園教諭)

[性別]:(女性) 備考:保育現場が女性主体のため

[学歴]:(専門学校卒) 備考:現地保育士に指導を行うため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:現地保育士に指導を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(砂漠気候) 気温:(5~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

「遊びを通じた学び」を導入するための標準仕様案の作成や周辺環境の改善などを目的としたJICA技術協力プロジェクト「保育園の改善プロジェクト」が本年度中に開始予定である。