要請番号(JL46917A05)
募集終了
・2017/3 ・2018/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
シディカセム県保健支局
3)任地( シディカセム県シディカセム市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同支局はシディカセム県内の1か所の病院、都市部の11か所の保健センターと村落部の21の保健センター、そして、5か所の簡易診療所の管理・運営の改善を図りながら、地域医療サービスの向上に取り組んでいる。SRES(地域保健担当部署)が、母子保健や地域保健、巡回診療などを担当している。JICAは2012年地域別研修「5S-TQMによる保健医療サービスの質の向上」のフォローアップとしてパイロット病院であるシディカセム病院の活動支援を開始している。母子保健分野では保健省人口局に専門家(継続的母子保健ケア改善)派遣、また第三国研修「母子保健フェーズ2」、本邦研修「母子保健」などを行った。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2014年11月より同支局に配属された助産師JVが、県病院にて5S-KAIZEN-TQMの概念の定着および5S委員会の業務支援を行い、保健センターでも同様の活動を展開した。同JVは活動当初、現場スタッフから5S-KAIZEN-TQM活動に対して拒否をされる状況が続いたが、普及にかかるツール作りや、動機づけを十分に行い、徐々に現場スタッフ自身によって地域の保健センターに5S-KAIZEN-TQMの概念が普及されている。
同支局では引き続きJICAボランティアと協働して、5S-KAIZEN-TQM活動の普及・定着を拡げる必要があるとの希望があり、要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先は、保健省シディカセム支局で、活動先は、同支局が管轄する県内保健医療施設となる。主な活動内容は次の通り。医療侵襲行為は行わない。
1. 保健センターの業務環境改善やスタッフの業務方法の改善、カルテなどの情報の整理整頓、患者に提供するサービスの改善等に関し助言・提言
2. 5S-TQM-KAIZENの概念の定着支援
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、事務用品、印刷機
4)配属先同僚及び活動対象者
県支局長(医師、男性)
SRES長(医師、男性)、母子保健担当官、その他保健行政官保健センタースタッフ(医師、看護師、助産師)
病院長(医師、男性)、病院スタッフ(医師、アドミニストレーター、助産師、看護師)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先となる県支局は5S-KAIZENの普及活動を強く希望しているが、現場で働く病院や保健センターのスタッフはモチベーションが低いケースもある。対象者に忍耐強く寄り添って活動する人物が求められる。