要請番号(JL46917B03)
募集終了
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
シディスリメン県保健支局
3)任地( シディスリメン県 ) JICA事務所の所在地( ラバト )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同配属先はシディスリメン県内の県病院と、保健センター(分娩施設付保健センター含む)及び簡易診療所を管轄している。地域保健はSERS(地域保健担当部署)が母子保健や地域保健、巡回診療などを担当している。同支局が所在するシディスリメン県内には一次医療機関として23ヶ所の保健センターがあり、予防接種、家族計画、出産前教育を業務として行っている。各保健センターでは、スタッフの人数が少なく、一人あたりの業務量が非常に多くなっている状況である。同配属先から同時に助産師のボランティアも要請中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
保健省は2007年から医療サービスの質コンクールを開始し、2013年には病院、保健センター、産科病棟、等複数部門において保健医療サービスの質に関するコンクールを行うことで、同サービスの質の向上を目指している。JICAは2009年からきれいな病院プロジェクトを開始し、本邦研修やJV派遣を通じて5S-KAIZEN-TQMアプローチによる医療サービスの質の向上に関する支援を行った。
2014年に同配属先の近隣のシディカセム県に5S-KAIZENの活動をするJICAボランティアが派遣され、シディカセム県内の保健センターに5S-KAIZENが普及された。その保健センターを見学した同配属先スタッフは5S-KAIZENが各保健センターに普及されることによって業務を改善し、質の高いサービスを提供できると考え、JICAボランティアの要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
シディスリメン県支局に併設される県病院または保健センターにて以下の活動を行う。医療侵襲行為は行わない
1. 県病院・保健センターの状況把握を行い、5S委員会を設立する等、5S-KAIZEN-TQMの概念を用いた活動を行う。
2. 病院・保健センターの業務環境改善やスタッフの業務方法の改善、カルテなどの情報の整理整頓、患者に提供するサービスの改善等に関し助言・提言を行う。
3. 支局、病院、保健センタースタッフ対象の5S-KAIZEN-TQMに関する講習会を開催する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
啓発用教材(パソコン等)
4)配属先同僚及び活動対象者
県支局長(医師、男性、50代)、地域保健担当者(医師・男性・40代)、母子保健推進担当者(女性、30代)、保健センター担当医、各支局スタッフ(助産師、看護師)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚へ指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
本要請は啓発活動のみで医療侵襲行為は行わない。安全な交通手段が確保される、シディスリメン市内で活動する。モロッコの医療従事者は日本とは業務への考え方が異なるため、違いを受け止めることが求められる。