2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918A06)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G183 幼児教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

青年・スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

ベニメラル州支局

3)任地( ベニメラル県ベニメラル市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は青年スポーツ省管轄の女子職業訓練センターで、1979年に設立された。訓練科目として裁縫、美容、情報技術、料理、保育があり、各コース約25名の訓練生、約3名ずつの講師がいる。
訓練生の年齢は15-30歳で修業期間は2年であり、修了者には省庁の免状が交付される。
同センターには2011年より2年間JICAシニア海外ボランティアが裁縫学科で活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコは好調な経済成長を続ける一方で地方部は、若年層の高い失業率や、都市部と農村部の社会経済的な格差といった課題がある。そのため、経済を安定成長させるため、産業の振興や輸出基盤の拡大を必要としている。
近年モロッコにおいても、就学前教育が親世代より重要視されており、質の高い就学前教育が期待されている。他方でモロッコの就学前教育は学校によって教師の質もばらつきがあり、十分な教員養成がされていないのが現状である。そのため、現地に合った質の高い講義を継続させるべく、ボランティアの要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

青年スポーツ省管轄の女性職業訓練センターにて、カウンターパートの指導者と協力し、以下の活動を行う。
勤務日は月曜から金曜。講義時間は8:30-13:30、14:30-17:30である。講師及び学生の技術レベル向上を目的に次の活動を同僚と共に行う予定。
1)幼児教育コースの講師の補佐役として、理論および実習講義の助言指導を行う。
2)遊びながら学ぶなど、日本の就学前教育について紹介を行う。
3)カリキュラムの見直し、教材作成を行う。
4)訓練生への進路開拓支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

同センターに付属した幼稚園内の遊具(すべり台、ブランコ)工作道具等

4)配属先同僚及び活動対象者

支局長(男性、40歳代)
幼児教育コース講師(女性、4名)
学生(女性、15-30歳、約25名)
同センター付属幼稚園の園児(3-6歳)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(幼稚園教諭)
    (保育士)

[性別]:(女性) 備考:訓練生が女性のため

[学歴]:(専門学校卒) 備考:学生への指導が必要なため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への指導が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

対象となる学生は社会的困難を抱えた若年層の女性たちが多く、任国の幼児教育は日本とは考え方が異なるため、根気強い姿勢が求められる。学生の多くはフランス語を話せず、講義はアラビア語で実施されている。