2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918B04)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育・職業訓練・高等教育・科学研究省

2)配属機関名(日本語)

エルジャジダ県支局

3)任地( エルジャジダ県エルジャジダ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は県内の公立および私立の幼稚園・小・中・高校の施設および教育内容等の管理を行っている。モロッコでは小学生の就学率は98%と高くなったものの、学習到達度の低さ、退学者、中・高校等などでは校内暴力やモラルの低下が問題になっている。JICAは2014年より技術協力プロジェクト「公平な教育振興プロジェクト」を実施し、質が高くかつ楽しい教育の場を提供する試みを実施。2018年5月現在、同市では小学校教員養成校に小学校教育SV1名が、近隣村落部に青少年活動JV1名が活動している。当要請はグループ案件であり、定期的に集まり情報交換、配属先と定期会議実施、合同で教員向け研修開催などを協力して行う。

【要請概要】

1)要請理由・背景

国民教育省担当者やJICAの研修制度で日本の教育現場を見学した方々と協議したところ、日本の教育の利点としてしつけや秩序が注目された。また過去にいたSVが体育の授業および運動会を実施した際、当県担当者がモロッコでは見ることが少ない児童の組織立った動きや協力し合う姿に注目した。この度県支局担当者より、体育の授業をとおして通学の楽しさや、規律を守る、他者を尊重し協力するなどを児童に学ばせる活動をして欲しいと提案があった。県支局が選んだ5小学校にそれぞれ1名の小学校教育JVをグループで3代の派遣を予定し、上記目標に向かって活動する。体育は時間割に定められているが、多くの教員らは時間通り実施していないか全くしていない、体育=競技スポーツまたは自由遊びと認識している現状があるため、ボランティアは教員に体育の教育的意義や効能を、日本での例を説明しながら紹介する。他地域でも同様のグループ派遣を開始する。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

市内のララサルマ小学校(生徒数790名)にて、以下の中から同僚と選んで活動する。成果が測れるような工夫もする。
・同僚を中心に、ボランティアは補佐となり体育の授業を提案・実施する。その際、体育の教育的意義(指示を守る、ルール・順番を守る、他者と協力する、他者を尊重する、物を大切にする等)、日本の例などを同僚に説明しながら実施する。
・同僚の意見を聞きながら、体育授業の内容を簡単で多様なものにする工夫をする。
・月例報告書+簡単な指導案を作成し、校長や同僚教員に提出する。
・同県支局に派遣されている同職種JICAボランティアと定期的に集まり活動の効果をあげるために、成果の測り方・示し方などを情報交換する。また、県支局担当者に毎月状況報告を行い、方向性について協議する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

運動場(コンクリート30×40m)、ハンドボールゴール2(ネットなし)、ボール(サッカー、バレー等)3~5個

4)配属先同僚及び活動対象者

校長(男性50代)
教員(変更の可能性あり/女性2名、男性3名、全て50代)
県支局調整担当(30代女性)、スポーツ担当視学官(男性)

学校は、約10教室、1~6年生、1クラスの平均生徒数40名、午前午後の2部制である。

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)
    (教員免許(校種、教科不問))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(指導経験)5年以上 備考:同僚の実務経験が長いため

[参考情報]:

 ・体育指導経験があれば望ましい

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)

[通信]:(インターネット可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

体育に興味のない同僚にもコミュニケーションをとり巻き込んでいく積極性が必要。2言語(フランス語とアラビア語)が混在する環境のため継続した語学学習が必要。