要請番号(JL46918B11)
募集終了
・2019/1 ・2019/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育・職業訓練・高等教育・科学研究省
2)配属機関名(日本語)
アルハウズ県支局
3)任地( アルハウズ県ウリカ村 ) JICA事務所の所在地( ラバト )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+車 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は県内の公立および私立の幼稚園・小・中・高校の施設および教育内容等の管理を行っている。モロッコでは小学生の就学率は98%と高くなったものの、学習到達度の低さ、退学者、中・高校などでは校内暴力やモラルの低下などが問題になっている。JICAは2014年より技術協力プロジェクト「公平な教育振興プロジェクト」を実施し、質が高くかつ楽しい教育の場を提供する試みをしている。2018年5月現在、同県支局には、小学校教育、中学校の理科教育、コンピューター技術のJVが各1名派遣されている。当要請はグループ案件であり、定期的に集まり情報交換、配属先と定期会議実施、合同で教員向け研修開催などを協力して行う。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国民教育省担当者やJICAの研修制度で日本の教育現場を見学した方々と協議したところ、日本の教育の利点としてしつけや秩序が注目された。この度県支局担当者より、読解、計算、規律、清潔、災害などの授業を通じて、児童の理解を向上させるとともに、通学の楽しさや規律を学ばせる活動をして欲しいと提案があった。県支局が選んだ5小学校にそれぞれ1名の小学校教育JVをグループで3代派遣し、上記目標に向かって活動する。
活動する小学校はマラケシュから車で50分のアトラス山脈の麓のウリカ村内にあり、村全体の人口は約30,000人である。小さな店は沢山あるがスーパーマーケットなどはない。アラビア語(モロッコ方言)が標準語となっているが、児童の中にはベルベル語話者もいる。配属先である県支局までは車で約20分。当小学校は、エコエコール(環境や科学について考える学校)指定校である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
アブドゥラジズ・ベンイドリス小学校て、以下の中から同僚と選んで活動する。成果が測れるような工夫もする。
・1~2クラスの担当となり、同僚教員の補佐として全授業に参加する
・児童の読解、計算能力向上のための多様な方法を教員に提案し、実施する(例:紙芝居やフラッシュカードの作成・使用)
・規律を守る、友人と協力する心を育てる方法を教員に提案し、実施する(例:クラスの今週の目標を決め毎朝復唱)
・清潔でいることの大切さ、災害時の対応を教える方法を教員に提案し、実施する(例:手洗いについての紙芝居)
・月例報告書+簡単な指導案を校長と同僚に提出する
・同県支局に派遣されているJICAボランティアと定期的に集まり情報交換、県支局担当者に毎月状況報告を行い協議する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教科書(アラビア語表記)、紙、文房具等
4)配属先同僚及び活動対象者
校長(男性、50代)
同僚教員(20~50代)
12教室、午前・午後の2部制、1~6年生、1クラス人数約35名、特別支援学級(教員不在により閉鎖中)
県支局教務担当(男性)、県支局対外調整担当(男性、50代)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚の実務経験が長いため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~45℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
上記活動の必要性を理解していない同僚にもコミュニケーションを取り、巻き込んでいく積極性が必要。2言語(フランス語とアラビア語)が混在する環境のため継続した語学学習が必要。