2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918B21)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
A241 コンピュータ技術
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育・職業訓練・高等教育・科学研究省

2)配属機関名(日本語)

国立デジタル教材研究所

3)任地( ラバト県ラバト市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

モロッコでは2006年より教育へのIT技術導入を推進。一部の学校にマルチメディア教室の設置および職員や教員等に対するPC研修等が実施されている。国立デジタル教材研究所は教育省が推進する教育情報通信普及プログラム(Programme GENIE/以下GENIE)の一環で2009年に設立され、デジタル教材の認定、制作および使用に係る教育関係者への指導・監督、デジタル教材のウェブ上での配信www.taalimtice.maとその管理を行っている。これまでSV1名、現在JV1名のコンピューター技術隊員が派遣されデジタル教材開発に携わっている。今回は新たなグループ派遣を実施する。

【要請概要】

1)要請理由・背景

2018年に教育省担当者と協議したところ、モロッコ教育省の2015-2030年政策戦略書にある「ITを使った教育」を支援するボランティアのグループ派遣の要請があった。首都研究所に1名、2地方の県支局に2名ずつ3代派遣し、新教科書(低学年アラビア語+フランス語)の付属教材としてデジタル教材を作成し、児童の理解力向上に貢献することを目標とする。デジタル教材の開発は主に地方派遣のボランティアが行い、当ボランティアは研究所の録音施設で音源データ作成、プログラム不具合の解決策を探る、成果品の評価会議に同席し課題をフィードバックするなど調整、補佐的な役割を担う。当要請はグループ案件であり、定期的に集まり情報交換、配属先との定期会議などを協力して行う。開発にあたりjava,html,phpのどれかとandroid、グラフィックデータ、デザイン、2D+3Dアニメーションの知識が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

首都のデジタル研究所にて同僚とともに地方担当者やボランティアと連絡と取りながら以下の活動を行う。
・地方で行われるデジタル教材開発(コンセプト・シナリオ作成は地方のボランティアが同僚とともに、開発はボランティアが担当)の側面的支援(進捗確認、音源データ提供、テスト実施協力、評価会議出席・フィードバック等)。
・作成する教材は、低学年のアラビア語およびフランス語教科書の付属教材(①教員が教室で活用、②児童の家族がスマートフォンにダウンロートして活用)で、アニメーションやゲーム的要素を入れる提案・助言、技術支援する。また、近年モロッコ教育現場で重要視されている規律や道徳の内容を盛り込むよう助言する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC約10台、OS:Windows7,10, MacOSX、その他:Kaspersky, MS Office 2013,Adobe(Fl:AS3.0, Ai,Ps),HTML5, Scratchなど

4)配属先同僚及び活動対象者

首都:デジタル教材研究所
所長(女性、50代)
研究所デジタル教材普及推進担当(男性、40代)

テトゥアン県支局担当者3名(男性2名、30代、50代)(女性1名)、アルハウズ県支局担当者2名(男性、40代)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:即戦力として係わるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)

[通信]:(インターネット可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

技術移転というよりすぐに使えるデジタル教材開発の期待が強い。使用するPCの性能は高くない。時間や計画実施の観念は日本と大きく異なる。同僚とコミュニケーションする積極性と、言語習得意欲を必要とする。