2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918B22)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
C103 野菜栽培
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農業・海洋漁業省

2)配属機関名(日本語)

ケニトラ農学研究地域センター

3)任地( ケニトラ県ケニトラ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は全国に10ヶ所ある農業研究機関の一つで、地域の農業従事者や農業企業の発展を目標に、農業生産向上、農作物の品質改良、食の安全、収穫後作物の品質維持に関する研究を行い、これらの研究成果を公共部門と民間部門に還元している。
これまで5代のJICAボランティアが派遣されている。前任者は病虫害防除方法の研究および提言、モロッコ産の農産物の日本への輸出の可能性の模索、研究員への農業英語の指導・英語の研究論文の校正、お茶の試験栽培など幅広い活動を行っている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコの国家戦略において、農業は経済的にも社会的にも重要な分野であり、食料安全保障、雇用問題、国際市場統合、農村地域の安定化や持続可能な発展といった様々な役割を担っている。モロッコ政府は、高付加価値で生産性の高い農業システムの確立や小規模農業の発展を目的とした農業政策、「緑のモロッコ計画」を策定し、貧困対策を進めている。同計画では、小規模農家の多くで冷蔵貯蔵施設が不足していることから、収穫後作物が消費されるまで(収穫、保存、処理、包装、輸送、販売等の過程)に過大な損失が出てしまうことが重大な問題となっており、配属先はそのための研究の実施と調整を担当している。前任者は配属先から要望があった、麦畑における強害雑草の防除プログラムの確立やモロッコ産の農産物の日本への輸出等に取り組み、配属先から高い評価を受けている。今後は収穫後作物の損失削減・品質維持における協力を求められ、要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

ボランティアは同僚の研究員または農業従事者と共に、以下の研究の実施および助言を行う。
1. 小規模農家の収穫後作物の損失削減に関わる生物学的および環境学的要因の研究
2. 小規模農家の収穫後作物の品質維持の技術開発に関わる研究
3. 上記研究結果の発表と普及方法の確立

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

冷蔵庫、保温庫、計量機材、執務室

4)配属先同僚及び活動対象者

研究員(博士、植物防疫担当、50代男性)
研究室助手(植物防疫担当、30代男性)
ウイルス研究室長(30代男性)
作業員(50代男性)
大学院生(20代男女)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)又はフランス語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)農学系 備考:研究機関勤務のため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:研究機関職員への助言のため

[参考情報]:

 ・農作物(特に玉葱)の貯蔵の知識又は経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

取り扱う作物の種類は特に限定されておらず、ボランティアの得意とする分野での収穫後作物の損失の削減を期待されている。