2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918B24)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

クリブガ県保健支局

3)任地( クリブガ県クリブガ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は県内の病院と保健センター及び保健ポストを管轄している。地域保健はSRES(地域保健担当部署)が母子保健や地域保健、巡回診療などを担当している。同支局が所在するクリブガ県内には一次医療機関として40ヶ所の保健センターがある(内、都市部は13ヶ所)。母子保健分野に関しては妊婦健診、家族計画、乳幼児の予防接種等を業務として行っている。以前、JICAの支援で県病院に分娩病棟が建てられ、母親学級も実施されていたが、現在は実施されていない。
保健センターにおいても、妊婦健診プログラムの一環として母親学級を実施することが保健省により決められているが、同県内においては実施率は乏しい。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコでは近隣中東諸国に比べて妊婦及び乳幼児死亡率が高く、保健省では「母子保健行動計画(2012-2016)」が立案された。この行動計画では、母子保健指標の改善に重点を置いた内容であり、妊婦を所掌する人口局、新生児を所掌する病院局がそれぞれ取り組んでおり、その一環として母親学級が実施されている。
同配属先へのJICAボランティアの派遣実績は無く、今回が初めての派遣となる。
上記の通り、保健省の政策で各県支局を通じて母親学級普及の展開を試みており、日本からも母子保健に関する機材導入等がされていたが、多くの保健センターで母親学級の開催ができていない。妊娠期に合わせた母親学級の実施もできておらず、全ての妊娠期の妊婦に対して、同じ内容の母親学級が実施されているのが現状である。
そのため、母親学級を含めた妊婦への啓発及び同僚への指導に関する支援の要望が挙げられた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

県保健支局のSRES(地域保健、巡回診療等の業務を担当する部署)に所属し、母子保健担当者等と共に下記に挙げられるような活動を行う。身体への侵襲行為は行わない。
1.母親学級が実施されていない保健センターでの普及と定着を図る。
2.県内保健センター等で母親学級の質の向上を図る。(妊娠期に合わせた母親学級の実施等)
3.県内および保健センターでの母子保健サービスの改善に向けた支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

母親学級啓発用教材(紙芝居、ガイドブック等)

4)配属先同僚及び活動対象者

支局長(男性、医師)
SRES(地域保健担当部署)医師長
家族計画担当官、医療の質担当者
県病院スタッフ(医師、看護師、助産師)
保健センタースタッフ(医師、看護師、助産師)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚へ指導するため

[参考情報]:

 ・母親学級の実務経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

本要請は啓発活動のみで身体への侵襲行為は行わない。モロッコの医療体制・環境は十分に整っていないこと、医療従事者は日本とは業務への考え方が異なるため、その状況の中で出来ることを実行することが求められる。