2018年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918B26)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
活動形態
グループ型
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

ベニメラル県保健支局

3)任地( ベニメラル県ベニメラル市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は県内の病院と、保健センター(分娩施設付保健センター含む)及び保健ポストを管轄している。地域保健はSRES(地域保健担当部署)が母子保健や地域保健、巡回診療などを担当している。
同支局が所在するベニメラル県内には2ヶ所の病院、47ヶ所の保健センター(内、県内保健センターは11ヶ所)があり、保健センターでは母子保健分野に関しては妊婦健診、家族計画、乳幼児の予防接種等を業務として行っている。
同配属先には2011年から2013年まで助産師のJICAボランティアが派遣され、母親学級の普及に取り組み、一定の成果を上げている。同配属先に病院運営管理のJICAボランティアも募集中である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコでは近隣中東諸国に比べて妊婦及び乳幼児死亡率が高く、保健省では「母子保健行動計画(2012-2016)」が立案された。この行動計画では、母子保健指標の改善に重点を置いた内容であり、妊婦を所掌する人口局、新生児を所掌する病院局がそれぞれ取り組んでおり、その一環として母親学級の普及が実施されている。
同配属先には2011年から2013年まで助産師のJICAボランティアが派遣され、母親学級の普及に取り組み、多くの保健センターで母親学級が普及された。
他方で、母親学級の継続性や質の向上など、課題が残っているため、母親学級を含めた妊婦への啓発及び同僚への指導に関する支援の要望が挙げられた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

県保健支局のSRES(地域保健、巡回診療等の業務を担当する部署)に所属し、母子保健担当者等と共に下記に挙げられるような活動を行う。身体への侵襲行為は行わない。
1.県内保健センター等で実施中の母親学級の質の向上を図る。(妊娠期に合わせた母親学級の実施等)
2.母親学級が実施されていない保健センターでの普及と定着を図る。
3.県内および保健センターでの母子保健サービスの改善に向けた支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

母親学級啓発用教材(紙芝居、ガイドブック等)

4)配属先同僚及び活動対象者

支局長(男性、医師)
SRES(地域保健担当部署)医師長
家族計画担当官、医療の質担当者
県病院スタッフ(医師、看護師、助産師)
保健センタースタッフ(医師、看護師、助産師)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導が必要なため

[参考情報]:

 ・母親学級の実務経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

本要請は啓発活動のみで身体への侵襲行為は行わない。モロッコの医療体制・環境は十分に整っていないこと、医療従事者は日本とは業務への考え方が異なるため、その状況の中で出来ることを実行することが求められる。