2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46919B03)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
グループ型
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

シディスリメン県保健支局

3)任地( シディスリメン県シディスリメン市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は県内の県病院と、保健センター(分娩施設付保健センター含む)及び簡易診療所を管轄している。地域保健はSERS(地域保健担当部署)が母子保健や地域保健、巡回診療などを担当している。同支局が所在するシディスリメン県内には一次医療機関として23ヶ所の保健センターがあり、母子保健分野に関しては妊婦健診、家族計画、乳幼児の予防接種等を業務として行っている。分娩施設付保健センターでは助産師が分娩介助を行っている。各保健センターでは、妊婦健診プログラムの一環として母親学級を実施することが保健省により決められているが、実施率は芳しくない。2018年から助産師JV1名が活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコでは近隣中東諸国に比べて妊婦及び乳幼児死亡率が高く、保健省では「母子保健行動計画(2012-2016)」が立案された。この行動計画では、母子保健指標の改善に重点を置いた内容であり、妊婦を所掌する人口局、新生児を所掌する病院局がそれぞれ取り組んでおり、その一環として母親学級の普及が実施されている。
同配属先への助産師のJICA海外協力隊の派遣実績は無く、今回が初めての派遣となる。
上記の通り、保健省の政策で各県支局を通じて母親学級普及の展開を試みているが、多くの保健センターで定期開催や継続開催ができていないのが現状である。
そのため、母親学級を含めた妊婦への啓発及び同僚への指導に関する支援の要望が挙げられた。2

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

県保健支局のSRES(地域保健、巡回診療等の業務を担当する部署)に所属し、母子保健担当者等と共に下記に挙げられるような活動を行う。身体への侵襲行為は行わない。
1. 県内保健センター等で実施中の母親学級の実施状況追跡調査、提言、質の向上を図る。
2. 母親学級が実施されていない保健センターでの普及と定着を図る。
3. 産前・産後健診の質の向上を図る。
4. 母子保健サービスの改善に向けた支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

啓発用教材(パソコン等)

4)配属先同僚及び活動対象者

県支局長兼SRES長兼病院長(医師、男性)
母子保健推進者(女性、30代)
保健センター担当医
各支局スタッフ(助産師、看護師)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚へ指導するため

[参考情報]:

 ・母親学級の実務経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

本要請は啓発活動のみで身体への侵襲行為は行わない。モロッコの医療体制・環境は十分に整っていないこと、医療従事者は日本とは業務への考え方が異なるため、柔軟性が求められる。