要請番号(JL46920A04)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務協力省
2)配属機関名(日本語)
児童保護モロッコ連盟
NGO
3)任地( ラバト県ラバト市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1957年に創設されたモロッコ初のNGOで、モロッコ王室が後援し初代連盟長は国王の叔母、現在の連盟長は国王の従妹にあたる。孤児、家庭内で問題があり家庭で育てられない子どもの保護・養育や養子縁組斡旋、また児童養育困難者への支援(保育園等)を行っている。具体的には、全国の養育施設8ヶ所、保育園77ヶ所などを運営する。約600名(うち90名が障害がある)の養育、2000名の保育園受入れを実施(2014年データ)。本要請と同時に障害者支援隊員を2名募集中であり、連携することが期待されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
連盟は養育の質の向上、職員の能力向上およびそれによる業務効率化を目指している。職員の業務改善、業務枠を広げることに貢献し、職員らがより効率的に働けるよう、知識共有を希望して要請があった。職場となるララメリアムセンターは約130名の子ども(原則として0~18歳)を養育し、食事・住居の提供、学齢期の児童は近所の学校に通学させている。障害がある者は63名(4歳~41歳/成人になっても他の受入れ先がなく当施設に滞在)で、そのうち身体障害者が28名いる(2018年5月現在)。重複障害がある者もいる。日中は医療スタッフが常駐。言語障害改善士、理学療法士2名が勤務する。物資や人員にはとても恵まれた環境である。KOICA隊員(理学療法士)2名の受入れ実績がある(2016年頃)。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
連盟の一施設である首都のララメリアムセンターにて、以下の活動をする。
1.理学療法士の同僚へ、日本での考え方や方法の紹介をする。
2.身体障害者(肢体不自由、重複障害がある人も含む)への理学療法の実施。
3.具体的には青年および成人(10~40代)の運動能力改善支援(基本動作練習や離床の促進)。多くの時間をベッドで過ごしているが、車いすに座れる方も多くいる。
4.生活介助員の同僚へ、簡単にできる運動能力改善支援方法があれば紹介する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理学療法室
4)配属先同僚及び活動対象者
理学療法士2名(50代女性1名、他1名)
センター校長(40代、女性)
医師(一般医4名、小児科医1名)、看護師7名
言語聴覚士 (1名)
生活介助員(約20名)、教員(女性 3名)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はフランス語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚の実務経験が長いため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~35℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
施設・物資やスタッフ人数には大変恵まれた環境。一職員として働くとともに、同僚や生活介助員とコミュニケーションを取り、現地の状況を踏まえた上で、日本の方法やその必要性を説明する。