2017年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL47217B03)
募集終了

国名
スーダン
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/2 ・2018/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

高等教育省

2)配属機関名(日本語)

ソバ大学病院マイセトーマ研究センター

3)任地( ハルツーム州ハルツーム ) JICA事務所の所在地( ハルツーム )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はマイセトーマ(菌腫)の治療と研究を行う世界で唯一の研究センターとして1991年に設立された。国内外から訪れる患者は1日約120人、内約30人は新患である。研究センターはマイセトーマ患者の検査、診断、治療、投薬のほか、医療従事者の研修やコミュニティにおける子どもから成人を対象とした感染予防の啓発活動、衛生教育を実施している。世界保健機関(WHO)、Drugs for Neglected Disease Initiative(DNDi)、難民を助ける会(AAR)など国際機関やNGOからの援助がある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

マイセトーマは、土壌や家畜の糞などにいる菌から感染する皮膚組織の慢性感染症で、スーダンでは中南部の農業地帯に多く見られる疾患である。患者の多くは村落部の貧しい農民が占めると言われ、マイセトーマに関する正しい知識を持っておらず、病気が進行してから受診するため、再発の可能性も高く、合併症や四肢の切断に至っているケースも多い。
2017年より、日本の製薬企業が創製した抗真菌剤による臨床試験が同研究センターで開始されたことに伴い、入院病棟が開設された。これまで通院せざるを得なかった患者の一部は、数週間入院して治療に専念することが可能になったが、配属先は、患者のケアや患部の衛生管理、感染予防などに関する知識を深める必要性があると認識しており、新設された病棟において、衛生管理、患者の衛生教育を強化するため、青年海外協力隊の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.同僚看護師とともに感染予防を目的とした病棟内の衛生管理活動や患者のケアに取り組む。
2.患者に対し、不衛生による病状悪化を防ぐための衛生指導を行う。
3.その他日本の業務経験を生かし、配属先が抱える諸課題の改善に向けた助言・提案を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

血圧測定器、はさみ、ガーゼ、包帯、消毒薬、消毒機

4)配属先同僚及び活動対象者

・センター長 医師、マイセトーマ専門、50代
・医師 4人
・検査技師等 8人
・病棟看護師 5人
・ベッド数(男性8床、女性8床、外科治療専用8床)
・JVは主に看護師長(女性、30代、修士)と共に活動する予定

5)活動使用言語

アラビア語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実践に基づく指導が求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(砂漠気候) 気温:(10~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

スーダン政府側との協議中のため、当面の間は身体への侵襲行為は行わないこととしている。